エレクトロルミネセンス

エレクトロルミネセンス(電界発光)とは

エレクトロルミネセンスとは、電界を加えることで物質が光を放つ現象を指す。LEDや有機ELディスプレイなどに応用されている。電気エネルギーを直接光に変える省エネ技術として注目されている。

エレクトロルミネセンスを知る、それは「電気が光になる魔法」を知ること

暗い場所でピカッと光るあの板や、未来感たっぷりのディスプレイ…実はあれ、電球やLEDとはちょっと違う原理で光ってるんです!このページでは、エレクトロルミネセンスというのは「電気の力で物質が自ら光る現象」であることを、わかりやすくお話ししていきます。「どうやって光ってるの?」「どんな場面で使われてるの?」そんな疑問にもバッチリ答えていきますよ!



エレクトロルミネセンスってなに?

エレクトロルミネセンス式ナイトライト
1960年代のエレクトロルミネセンス技術を用いたナイトライト。約80mWの電力で発光し、低消費電力で長寿命を実現。

出典:Photo by Robert Cailliau /Wikimedia Commons Public Domainより


エレクトロルミネセンス(EL)とは、電気を流したときに物質が自分で光る現象のこと。ちょっと長い名前だけど、「エレクトロ=電気」「ルミネセンス=発光」で、意味はそのまんま!


電球みたいに熱で光るのとも、蛍光灯みたいにガスを使うのとも違って、物質そのものが光るというのが大きな特徴なんです。


そのため薄くて曲がる発光パネルとか、省エネで明るいディスプレイなんかにも使われてるんですよ!


どうして電気で光るの?

エレクトロルミネセンスのしくみは、ちょっとだけ理科っぽいですが、要するにこういうこと。


  • 電圧をかけると、中にある電子がエネルギーをもらって元気になる
  • その電子が元の状態に戻るときに、余ったエネルギーが「光」として出てくる


このとき、光の色や明るさは、使ってる材料によって変わるんです。だから、青・赤・緑などさまざまな発色が可能!


しかも発熱が少なくて長寿命というメリットもあるので、LEDや有機EL(OLED)と並んで注目されてるんですね。


エレクトロルミネセンスが使われているもの

1966年式ダッジ・チャージャー
エレクトロルミネセンス技術を採用した車のメーター。夜間でも視認性が高く、未来的なデザインが特徴。

出典:Photo by Jonathan Gibbs (FastbackJon) /Wikimedia Commons Public Domainより


実はこの現象、私たちのまわりでもけっこう活躍してるんです。


  • ELパネル:車のメーターや看板のバックライトに
  • ELディスプレイ:スマートウォッチや電卓のディスプレイに使われることも
  • 装飾・アート:Tシャツやマスクが光る!なんて製品もELの仕組み


見た目もスタイリッシュで省エネ、しかも薄くて曲がるとなれば、いろんな分野で使いたくなるのも納得ですよね!


エレクトロルミネセンスって名前はちょっと難しいが、実は「電気で物質が自分から光る」面白い現象なんだぜ。未来のディスプレイや照明にもつながる技術だから、絶対覚えとけよ!