電気マッサージ機の歴史

「電気のチカラでコリをほぐす」

・・・そんな夢のような道具が電気マッサージ機です。

家庭でスイッチひとつ、お風呂上がりにゴリゴリ…なんて日常の風景も、実は長い歴史と科学の積み重ねの上にあるもの。じゃあ、そもそも電気マッサージ機ってどんな仕組みで動いていて、いつから使われているんでしょうか？

このページでは、電気マッサージ機の仕組み、誕生の経緯、そして進化の歴史について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます！

電気マッサージ機の仕組み｜電流で筋肉をピクピク動かす

電気マッサージ機の基本は、電気刺激（EMS＝筋電気刺激）を使って筋肉を動かすという仕組み。

皮膚の上に電極パッドなどを貼って、そこに低周波の電気信号を流します。すると電気が神経を刺激して、筋肉が収縮・弛緩をくり返す＝これがマッサージ効果になるんです！

つまり、電気の力で

「自分の意志とは関係なく筋肉を動かして、コリをほぐす」

ってわけなんですね。

最近では温熱・振動・ローラーなどを組み合わせた複合型も登場していて、機能もどんどん進化してるんですよ。

電気マッサージ機の発明｜「電気で治療」っていつから？

実は電気を治療に使う発想は、けっこう古いんです。

なんと18世紀にはすでに、ヨーロッパの医師たちが静電気を当てて筋肉を刺激するような治療法を試していたんだとか。

そして19世紀には、イタリアのルイージ・ガルバーニやアレッサンドロ・ボルタの研究が進み、電気が筋肉を動かすという仕組みがちゃんと理解されるようになりました。

電気マッサージ機という形で一般向けに広がったのは、20世紀に入ってから。最初は医療現場で使われていたものが、だんだんと家庭用の簡易マッサージ機として改良されていったんです。

電気マッサージ機の発展史｜治療からリラックスへ

電気マッサージ機の歴史は、まさに「医療機器から日用品へ」という進化の物語でもあります。

• 1950年代：医療機器としてのEMS装置が登場
• 1970年代：日本国内でも低周波治療器が家庭用として販売され始める
• 1990年代以降：小型化・軽量化が進み、肩・腰など部位別モデルが登場
• 2000年代〜：美容やフィットネス向けのEMS機器も人気に

今では温熱・EMS・エアバッグ・もみ玉を自由に組み合わせられるような高機能モデルも登場。アプリ連動で強さを調整できるものなんかもあって、「自宅で本格マッサージ」なんて時代になってきてます。

筋肉疲労のケアだけじゃなく、美容・リラックス・健康管理と、活躍の場もどんどん広がっているんです！