電磁パルス(EMP)の有効範囲は?

電磁パルス(EMP)の有効範囲

EMPの有効範囲は発生源の出力や高度によって異なり、高高度核爆発では数千kmに及ぶ広範囲が影響を受ける。地上に近い発生では数kmから数十kmが対象になる。範囲は限定されても、その中での被害は甚大になりうる。

電磁パルス(EMP)の有効範囲は?


電磁パルス(EMP)の「有効範囲」。
この言葉、どこまで届くのか、どこから安全なのか、気になりますよね。


でも実は、EMPの有効範囲には きっぱりした距離の線引きはありません。


理由はシンプル。


EMPは


「どうやって発生したか」
「どこで起きたか」
「何を守っているか」


によって、影響の広がり方が大きく変わるからです。


順番に整理していきましょう。



発生のしかたで届く距離が変わる

EMPの有効範囲を決める、いちばん大きな要因。
それが発生のしかたです。


EMPは、同じ「電磁パルス」でも、発生源によって性質がかなり違います。


たとえば


  • 落雷のような自然現象由来のEMP。
  • 機器のスイッチングによる局所的なEMP。
  • 高高度で発生する大規模なEMP。


これらは、エネルギー量も広がり方もまったく別物。


エネルギーが小さければ、影響は数メートル〜数十メートル。
大きくなれば、数キロ、場合によってはさらに広くなります。


つまるところ、EMPの有効範囲は「距離」ではなく「発生条件」で決まるんです。


EMPの届く範囲は、どうやって生まれたかで大きく変わるんですね!


高い場所ほど広く影響が出やすい

EMPの広がり方には、高さも深く関係しています。


というのもEMPは、電磁波として空間を伝わりますから、遮るものが少ないほど、遠くまで届きやすいわけです。


だから地表付近で発生したEMPは、建物や地形にぶつかり、比較的早く弱まります。


一方、高い場所──たとえば上空や宇宙空間。


こういう場所で発生すると、電磁波ははるかに広い範囲に、一気に広がります。


さらに、地球全体を包む磁場とも相互作用し、地表の広い地域に電気の乱れを引き起こすこともあるんです。


EMPは高さによって、影響の広がり方が変わるんです!


守り方しだいで影響を小さくできる

ここまで読むと、「高高度のEMPって防げないの?」 と思ってしまうかもしれません。


結論からいえば、影響を小さくすることは可能です。


というのもEMPは、電磁的な変化によって電子機器に電流を誘導しますよね。


ということは、その入り口を減らせばいいんですよ。


具体的には


  • シールドで囲う
  • 不要なケーブルを減らす
  • 接地を適切に行う


こうした対策で、影響は大きく下がります。


「有効範囲の中にいる=必ず壊れる」


ではありません。


同じ場所でも被害が出る機器と出ない機器が分かれるのは、対策の有無というのもおおいにあるんです。


EMPの有効範囲は、守備力によって実質的に縮められると知っておきましょう。


対策しだいで、EMPの影響はかなり小さくできるんですね!


 


まとめると、電磁パルス(EMP)の有効範囲は、単純な「半径◯km」という話ではありません。


  • 発生のしかた。
  • 発生した高さ。
  • そして、どれだけ備えているか。


この3つが組み合わさって、実際の影響範囲が決まります。


EMPは、正体不明の脅威ではなく、 条件で広がりが決まる物理現象


そう理解すると、必要以上に怖がる必要はなく、冷静に向き合えるようになりますね。


EMPの範囲っつーのはなァ、爆発の高さと威力しだいで天と地ほど変わるんだよ!上空400キロからドッカンすりゃ、アメリカ全土だって一発よ!でも地上でやっても、せいぜい街ひとつ分。つまり「高さは正義」ってワケだ!覚えとけよ!