静電気で髪の毛が逆立つ現象は、電場の力によるものといえる。スマートフォンのタッチパネルも指が発する微弱な電場を感知している。雷も強力な電場の例で、空気中の電離によって起こる。

電場が生じる仕組み
電場は電荷が存在することで空間に生じ、他の電荷に力を与える性質を持つ。特に静電気的な電場は静止した電荷によって作られる。電場の強さは電荷の大きさと距離に反比例して変化する。

「見えないけど確かにある力」
…そんな言葉がぴったり当てはまるのが電場(でんば)です。
磁石が「スーッ」と鉄を引き寄せるように、電気にも“他のものを引っぱったり押し返したりする力”があるんですが、それを目に見えないカタチで広がってるのが電場なんです。
このページでは、電場とは何か、どんな仕組みで生まれるのか、そして身近な現象との関係を、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!
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電場とは、電気の力が働く空間のことです。たとえば、プラスの電気を持ったものの周りには、「こっちに引っ張るよ〜」っていう力が空気中にじわ〜っと広がっています。この“引っぱる力がある場所”こそが電場なんです。
もう少しカンタンに言うと…
電場は、電気が「ここにいるよ!」って周りに知らせてるエリア
って感じです。
たとえば、静電気で髪の毛がフワッと逆立つのも、電場が髪の毛に「近づいたらダメだよ!」って押し返してるからなんですね。
電場が生まれる条件は、たったひとつ。それは、電気があることです。つまり、電荷(でんか)=プラスやマイナスの電気がどこかにあると、その周りに自然と電場が生まれます。
たとえば…
しかも、プラスの電気があれば「外向き」に、マイナスの電気があれば「内向き」に電場ができるっていう、しっかりしたルールもあるんですよ。
「目に見えないから関係ないでしょ〜」と思いがちですが、実は電場は身近なあちこちに潜んでいます!
たとえば…
さらに、電子機器の回路の中では、電場が信号を送ったり、スイッチを入れたりする役目も果たしていて、まさに電気を操るカギになってるんです!
電場ってのはよ、電気が周りに力を伝えるために広がってる「見えねぇ空間」ってことなんだぜ!髪が逆立ったりテレビにホコリがついたり…ぜーんぶ電場の仕業だってわけだ。
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