EMPグレネードみたいなEMP兵器って実在するの?

EMPグレネード」――ゲームや映画ではおなじみのアイテムですよね。投げた瞬間、バチバチッと電磁波が炸裂して、ドローンもロボットも一斉にシャットダウン…!

 

でも現実にもそんなEMP兵器があるのかというと、答えは…「実在するが、映画のように簡単には使えない」です!

 

このページでは、EMPグレネードの現実性と、実際に存在する類似兵器のしくみを、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

EMPグレネードってどんな兵器?

いわゆるEMPグレネードとは、

 

手投げサイズで、電磁パルスを局所的に発生させる携帯型EMP兵器

 

のこと。

 

映画やゲームでは、

 

  • 敵のセキュリティドローンが一発で停止
  • 電子ロックが一瞬で開く
  • 敵兵の装備が誤作動

 

…なんてシーンがよくありますが、現実はそうカンタンじゃありません。

 

現実のEMP兵器は「デカくて重い」が基本

EMPって、もともととんでもなく強いエネルギーが必要なんです。

 

つまり、

 

  • 大電力を瞬間的に放出できる装置(→デカいコンデンサ)
  • 電磁波を発射するためのコイルやアンテナ
  • 耐久性あるケースや放熱構造

 

…など、どうしても大きく・重く・複雑になってしまう。

 

実際に各国が開発してる非核EMP兵器(HPM:高出力マイクロ波兵器)は、

 

トラックに搭載されるレベルの大きさ
小規模施設や車両を無力化するのが主な用途

 

というように、「持ち歩けるサイズ」とは言いがたいんです。

 

それでも「小型化の研究」は進んでる!

ただし、技術はどんどん進んでます。

 

たとえば、

 

  • 高電圧コンデンサを使った小型EMP発生装置
  • 指向性マイクロ波ガン(特定方向にだけ影響を与える)
  • 軍用ドローン搭載のEMPユニット

 

…など、持ち運びできるEMP兵器の試作・開発は一部の国や企業で行われています。

 

「EMPグレネードっぽい兵器」が将来的に登場する可能性はあるんですね!

 

市販はされていません!

当然ですが、現時点では個人が買えるEMP兵器やグレネードは存在しません。 (あったらヤバすぎる!)

 

YouTubeやネットで「EMPグレネード作ってみた!」という動画も見かけますが、実際は非常に危険で違法な行為になることが多いので絶対マネしないでくださいね。

 

EMPグレネード?あるにはあるが、映画みてぇに気軽にポイッて投げてピカッ!バチッ!とはいかねぇんだよなァ!電磁パルスってのは電力バカ食いする厄介モンだからよ、現実じゃトラック積んでやっとこさってレベルなんだわ。でもな…未来はわかんねぇぜ?