電柱からの「盗電」対策

私たちの暮らしを支えてくれている電柱。でもその電柱、実はこっそり“電気を盗む”犯罪の現場にもなってるって知ってましたか？

一見地味だけど、「電柱からの盗電」は火災や感電のリスクをはらむ、非常に危険な犯罪なんです！

このページでは、電柱からの盗電に使われる主な手口と、それに対抗するための防犯対策について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます！

盗電の代表的な手口とは？

電柱を使った盗電には、いくつか“常套手段”があります。特に夜間や人の目の届かない場所が狙われやすいんです。

「電線に触るなんて危険そう」…なのに、それでもやる人がいるくらい、電力は“狙われる資源”なんです。

• ① 電線の不正分岐：電柱の電線に勝手に分岐線をつないで、自分の建物に通電
• ② 電線の切断と金属盗：電気を盗む目的じゃなく銅線そのものを金属目的で切断・持ち去り
• ③ 外部コンセントからの無断給電：店舗や施設の外壁にあるコンセントから、勝手に延長コードなどで給電

とくに工事現場や資材置き場、仮設トイレなどでは、電柱から直接引いて盗電されるケースも多発しています。

盗電を防ぐには？有効な対策まとめ

では、こうした危険な盗電をどうやって防げばいいのでしょうか？実際に使われている防犯対策を紹介します！

電柱の構造対策

足場のない電柱設計（足掛け棒ナシ）にすることで、物理的に登れないように

コンセントカバー設置

外部コンセントには鍵付きカバーを装着して、使用を物理的に制限

防犯カメラの設置

電柱やコンセントの近くに設置することで、犯行抑止＆記録に役立つ

電流異常検知センサー

通常と違う電気の流れをセンサーでキャッチ、早期通報に活用

地域の目と協力

盗難注意の看板を立てたり、不審者を見かけたら通報する体制を整える

盗電を見つけたら、どうすべき？

「これ、盗電っぽい…」と感じたら、自分でどうにかしようとは思わず、すぐに専門機関へ通報しましょう！

• 電力会社：通報すれば調査に来てくれる。配線異常なども見てくれる
• 警察：悪質なケースはすぐ刑事事件に。証拠になる写真があると効果的
• 管理会社：賃貸物件なら管理側にも連絡。コンセントの封鎖などが可能

感電の危険があるため、絶対に自分で線を触らないことが大前提です！