リビングでくつろいでいたら、突然「バチッ！」という音とともにコンセントから火花が…。キッチンでは、水がかかった電気ケトルがショートして煙が出てきた…。こんな“家庭内の電気事故”、実はけっこう起きてるんです。

 

私たちの暮らしは電気に囲まれてる分、ちょっとした油断やミスが思わぬトラブルに直結することも。でも、逆に言えば、「よくある事故のパターン」を知っておけば、防ぐのもそんなに難しくないんですよ。

 

このページでは、家庭で起きやすい電気事故の代表例と、それぞれの原因・対策について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます！

 

 

コンセントまわりのトラブル

コンセントは、家庭内でもっとも電気事故が起こりやすい場所のひとつです。

 

• トラッキング火災：ホコリがたまって湿気を吸い、プラグ間に電気が流れて出火する
• プラグの抜き差し時の火花：力任せに抜いたり、ゆるんだ状態が続いたりするとショートの危険
• コードの折れ・断線：足で踏んだり、家具に押しつぶされたりして被覆が破れると感電・火災のもと

 

とくにトラッキング現象は気づきにくく、長期間差しっぱなしにしてる家電があると要注意です。

 

キッチン・水回りの電気事故

水と電気の相性が最悪なのはよく知られていますよね。台所や洗面所、浴室などの水回りでは、こんな事故が起きがちです。

 

• 濡れた手で電気製品を触る：感電のおそれあり！特にドライヤーや電気ポットなどは要注意
• 水がコードやプラグにかかる：内部でショートして煙や火花が出ることも
• 浴室での使用NGな製品を使う：防水機能のない電気シェーバーやスピーカーなど

 

水が原因の電気事故は、ほとんどが「使用場所の確認不足」や「うっかりミス」から起こるんです。

 

子どもや高齢者に多いケース

大人が気をつけていても、子どもや高齢者が関わると予期せぬ事故が起きやすくなります。

 

• コンセントに異物を差し込む：ヘアピンやおもちゃを突っ込んで感電…という事故も少なくない
• 電気ストーブやアイロンに触れてやけど：使用直後の熱にも注意！
• ブレーカーを勝手に触る：分電盤をいじって通電ミスを起こすケースも

 

感電ややけどを防ぐには、物理的なガードや説明・声かけがほんとに大事！