ゴムが電気を通さない理由

ビリビリを防ぐ絶縁手袋や、コンセントのコードのカバーなど…ゴムって電気の「通さなさ」で大活躍してますよね。でもここで「なんでゴムは電気を通さないの?」「柔らかいのに、そんなに強いの?」って思ったこと、ありませんか?

 

実はゴムの中では、電子がほとんど動けないようになっていて、それが電流をシャットアウトしてくれてるんです。この「動けない構造」が、ゴムを絶縁の王様にしている理由なんですよ。

 

このページでは、ゴムが電気を通さない理由と、絶縁体としての特徴について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます。

 

 

電気を通すには「電子の通り道」が必要

まずは基本から!電気が流れるには、電子やイオンが自由に動ける環境が必要なんです。

 

たとえば金属の中には自由電子がいて、電圧がかかるとスイスイ流れ出します。でも、ゴムのような物質には、この「通り道」がそもそも存在しないんです。

 

つまり、電子がスタートしてもゴールにたどり着けない。これが「電気を通さない」正体なんですね。

 

ゴムの中は“動けない電子”でいっぱい

ゴムは炭素や水素などの原子が、なが〜くつながった高分子化合物です。そしてその構造の中で、電子は原子としっかり結びついてガチガチに固定されています。

 

  • 電子がくっついたまま動けない
  • 電圧をかけても反応しない
  • 電流の“通り道”がそもそもない

 

このように、電子が自由に動けない仕組みが、ゴムを最強クラスの絶縁体にしているんです!

 

ゴムは電気の「バリア」として大活躍!

この「電気を通さない性質」を活かして、ゴムは電気から身を守るバリアとしてたくさんの場面で使われています。

 

  • 電線のカバー:中の導線をしっかりガード!
  • 絶縁手袋・長靴:感電から作業者を守る
  • ゴムシート:高電圧の現場では床にも!

 

とくに柔軟性と耐久性を持ちながら電気を通さないって、ほかの材料にはなかなか真似できない強みなんですよ。

 

ゴムが電気を通さねぇのはよ、電子が動けねぇ分子構造で、電気の通り道がねぇからなんだぜ。だからこそ、電気から人を守る“絶縁ヒーロー”としてバリバリ活躍してんだ、よく覚えとけよ!