電磁パルス(EMP)で電子機器が破壊される理由

電磁パルス(EMP)で電子機器が破壊される理由

EMPが誘起する急峻な電圧・電流が半導体素子や絶縁を破壊し、内部回路を焼き切ることで機器を物理的に壊す。さらにロジックの誤動作やメモリ破損、電源系の破壊を通じて機器が永久的に機能を失うことがある。配線やアンテナなどの長い導体は特に大きな起電力を受けて二次被害を拡大する。

電磁パルス(EMP)で電子機器が破壊される理由

「EMPが来たら電子機器が壊れる」ってよく聞くけど、なんでそんなに簡単に壊れちゃうの?って疑問、ありますよね。


実はその理由は、EMPが“電子回路の中にムリヤリ電気を流しこむ”からなんです!


このページでは、EMPで電子機器が破壊されるしくみ、どんな部分が特に弱いのか、そしてその背景にある原理を、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!



EMPは「一瞬で広がる強烈な電磁波」

電磁パルス(EMP)とは、ざっくり言うと…


電気(E)と磁気(M)の力が合わさって、一瞬で空間にぶわーっと広がる衝撃波(P)


です。


そしてこの電磁波、ただのラジオ波とかWi-Fiとはケタ違い! とにかくエネルギーが強い・早い・広いんです。


この強烈なエネルギーが、電子機器の回路やチップに無理やり入りこんで、異常な電流を流すという事件が起きるわけです。


なぜ電子機器は壊れやすいの?

電子機器がEMPに弱いのには、こんな理由があります。


  • 精密な回路がミクロ単位:ほんのちょっとの電圧オーバーでも壊れる
  • 配線がアンテナ代わりになる:EMPの電波をキャッチしやすい
  • 過電流に対する保護が間に合わない:EMPはナノ秒レベル=速すぎる!


たとえば、スマホやパソコンに入っているICチップやトランジスタは超ミニサイズで繊細。そこにEMPで数千ボルトレベルの電圧が流れたら、ひとたまりもありません。


どの部分が特にやられやすい?

EMPで壊れやすいのは、だいたい次のパーツです。


  • CPUやメモリ:微細構造なので、ちょっとの電圧でアウト
  • 通信モジュール:アンテナ付きなので電波を拾いやすい
  • 電源部(ACアダプタ、基板):一気に高電圧が流れて焼ける
  • 長いケーブル:EMPの「導入口」になってしまう


だからこそ、外につながってる機器ほどリスクが高いんです!


EMPで電子機器が壊れる流れ
  1. EMPが発生(空中に強烈な電磁波が放たれる)
  2. 電子機器の配線・アンテナがEMPを受信
  3. 回路内部に一気に高電圧が流れこむ
  4. チップや素子がショート・破損
  5. システムが動作不能に(完全におじゃん)


EMPの怖さは、「直接触れてなくても壊れる」ところなんですね。


EMPで電子機器が壊れる理由?それはよォ、超高速・超高圧の電磁波が回路の中にズドーンと突っ込んでくっからよ!チマチマしたチップなんざ、ひとたまりもねぇ!まるでハンマーで時計をぶっ叩くようなモンだぜ!瞬殺だッ!