静電気はなぜ痛いの?

「あのビリッの正体」

 

冬になるとドアノブや車のドアで「ビリッ!」とくる、あの静電気…。ほんの一瞬なのに、けっこう痛いし、びっくりしますよね。でもどうして、あれだけであんなに痛みを感じるんでしょうか?

 

実はそこには、体にたまった電気が一気に放電されるスピードと、神経への刺激が関係しているんです。ただのピリッとした刺激じゃなくて、ちゃんとした「電気的なショック」だったんですね。

 

このページでは、「静電気がなぜ痛いのか」その正体を、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

電気が一気に体を走り抜けるから!

まず、静電気が起きる仕組みをおさらいすると、体にたまった電気が金属などに触れた瞬間、一気に放電されるんです。

 

このとき流れる電気の量はごくわずか。でもそのスピードがめちゃくちゃ速い!なんと0.000001秒(1マイクロ秒)以下で「ビリッ!」と流れるんです。

 

その速さが神経にビビッと刺激を与えて、「痛っ!」と感じさせるんですね。

 

皮ふのごく表面にショックが走る!

しかも、静電気の電気って皮ふのごく浅い部分にしか流れません。だからこそ、ピンポイントで神経を直撃しちゃうんです。

 

痛点(つうてん)と呼ばれる「痛みを感じるセンサー」は、皮ふの表面にたくさん集まってるので、そこを電気がチクッと刺激すると…あの「うわっ!」っていう痛みになるんですね。

 

「音」や「光」もびっくりさせてる

実は、あの「バチッ!」っていう痛みは電気だけじゃなく、音や光のせいでもびっくりしてるんです。

 

  • バチッという音:空気が一瞬で焼けて破裂音が出ている
  • 一瞬の火花(スパーク):肉眼では見えづらいけど、光も出てる
  • 予期しないタイミング:突然くるから余計に「痛っ!」と感じやすい

 

つまり、「ビリッとした痛み+びっくり成分」が合体して、静電気があんなに不快に感じるんですね。

 

静電気ってのはよ、一瞬の放電が皮ふの神経をチクッと刺激するから痛ぇんだぜ!しかも速さ・浅さ・音・光のコンボで、思ってた以上に複雑なショックだったってわけだ…。あの「ビリッ」は、体も心もビックリしてる証拠だったんだな!