雷は積乱雲以外では発生しないの?

雷っていうと、夏にモクモクの積乱雲(せきらんうん)からドカーン!っていうのが定番のイメージですよね。でもちょっと気になるのが…

 

「積乱雲以外でも、雷って起きるの?」

 

ってこと。実はこれ、答えは「ほとんどの場合、雷は積乱雲でしか発生しません!」なんです。でも「絶対にそれだけ」とも言い切れない…その理由をわかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

基本ルール:雷=積乱雲のしわざ!

まず基本からおさらいすると、雷のエネルギー源は「激しい上昇気流」です。

 

で、その上昇気流をバリバリ生み出せるのが、やっぱり積乱雲

 

中ではこんなことが起きてます:

 

  • 氷の粒が上昇・下降してぶつかりまくる
  • 静電気がバンバンたまる
  • プラスとマイナスの分離が起こる

 

この条件がそろわないと、雷って生まれないんです。だから、ほとんどの雷は積乱雲でしか起きないってわけですね。

 

例外的に「積乱雲じゃないのに雷」が起きるケースも!

ただし、ごくごく例外的に、こんな場所でも雷っぽい放電が起きることがあります。

 

  • 火山雷(かざんらい):火山の噴火で舞い上がった灰がこすれ合って電気を帯び、雷みたいな放電が起きる!
  • 雪雷(ゆきらい):冬の日本海側で見られることもある。これは積乱雲に似た「発達した雪雲(寒冷性積雲)」による雷
  • 人工雷:核実験や大規模な爆発、研究施設などで発生する人工的な雷

 

でもこれらは「特別ルール」。日常的な雷とはちょっと違います。

 

積乱雲のチカラはやっぱり別格!

雷の主役はあくまで積乱雲。特に夏の午後にグングン発達するやつは最強です。

 

積乱雲は「雲界の発電所」みたいなもんで、バチバチの静電気を毎秒ため込みながら、最後には地上に向かってズドーン!

 

だから、積乱雲=雷の本拠地って覚えておいて間違いなし!

 

フッ…オレ様が本気出すのは、やっぱり積乱雲の中よ!アイツん中は、まさに電気の修羅場よォ!けどな、火山とか雪雲とか…たま〜に他の舞台でも現れることはあるぜ?でもまぁ、主戦場はモクモクの積乱雲!そこがオレのホームグラウンドよッ!