雷の多い国って、ただ「暑い」とか「雨が多い」だけじゃダメなんです。必要なのは湿気・熱気・モクモク雲・地形のクセ!
その全部がそろってる国こそが、雷様が大暴れできる最強ステージってわけですね。

ヨーロッパって意外と雷が少ないんです。「ヨーロッパ=落ち着いた空」っていうのは、あながち間違ってないんですね。
じゃあなんでヨーロッパでは雷があまり発生しないのか?その理由は、気候・地形・大気の流れにヒミツがあるんです!
雷をつくるには、以下の3つがそろってないとダメなんです:
このセットがあると積乱雲が育ち、雷のもとになるわけです。
でもヨーロッパはこの「材料」があまりそろってない地域なんです!
ヨーロッパは、緯度的には寒い場所が多いはずなのに、そんなに寒くないですよね?これはメキシコ湾流(暖流)のおかげ。
でも反対に、夏になっても、赤道直下みたいに「猛烈に暑くなる」ことは少ないんです。
つまり、積乱雲を育てるだけの「強烈な熱エネルギー」が不足気味!
ヨーロッパは、比較的乾燥した気候の地域が多いです。特に地中海性気候のエリアでは、夏はカラッとしていて雨も少ない。
つまり水蒸気が不足しがち=雲が育ちにくい!
雷雲ができにくいのも当然ですよね。
雷が発生しやすいのは山に囲まれた盆地や平野。でもヨーロッパは、アルプス山脈を除けばそこまで高低差が激しいわけじゃない。
風の流れも比較的スムーズで、上下に空気がぶつかりにくいんです。
とはいえ、ヨーロッパ全域が雷ゼロってわけじゃありません!
こういった「山×湿気×気温」がそろう場所では、ちゃんと雷は発生しています!
ヨーロッパってのはよォ、空がわりと落ち着いてんだよ。湿気もねぇし、熱気もイマイチだし、山のド迫力も少ねぇ。そりゃオレ様が暴れるにはちょいと物足りねぇってワケよ!でもな、アルプスあたりなら…まぁちょっとはテンション上がるかもなッ!