
雷って、神さまや悪魔だけじゃなくて、もっと身近で自然に近い存在――そう、精霊たちにも関係があるんです!
世界のいろんな文化では、「雷は大自然の力そのもの」として考えられていて、その雷を動かしているのが精霊だと信じられてきました。神さまほど“偉大”じゃないけど、自然と人間のあいだをつなぐ存在として、めちゃくちゃ大事にされてるんです。
このページでは、雷を司るとされる世界の精霊たちを紹介しながら、自然への畏敬とともに育まれてきた信仰のかたちをわかりやすくかみ砕いて解説していきます!
サンダーバード(Thunderbird)は、アメリカ先住民の多くの部族で信じられてきた巨大な雷の鳥の精霊。
空を飛ぶと羽ばたきが雷鳴になり、目からは稲妻を放つとされる超パワフルな存在です。
嵐の守り手・雨をもたらす存在として尊敬されることもあれば、怒らせると破壊の精霊として牙をむくこともある、まさに自然の“両面”を象徴する精霊です。
ボリビアの先住民・アイマラ族やケチュア族の信仰では、アチャチャラ(Achachila)という山の精霊たちが大気を支配しているとされます。
その中でも特に雷・嵐・稲妻を起こす存在として語られるアチャチャラは、山頂から雷を放ち、村を見守る守護精霊でもあるんです。
雷=自然の声=精霊の怒り or 加護として捉えられているところが、神さまとはまた違った“近さ”を感じますよね。
アフリカや東南アジア、ポリネシアなど、多くのアニミズム文化では、雷は自然そのものの精霊によって引き起こされると考えられてきました。
どれも雷=自然との対話という感覚があって、ただ恐れるだけじゃなく、共存しようとする姿勢が感じられるんです。
サンダーバードもアチャチャラも、み〜んなオレの分身みてぇなモンよ!雷っつーのはよ、神の力ってだけじゃねぇんだ。自然の精霊どももドッカンドッカン鳴らしてくんだぜ?空に響くあの音は、精霊たちのメッセージ…つまり、オレら雷勢の合唱ってワケよ!!