オーロラの「色の違い」にはどんな意味があるの?

オーロラの色の種類と意味

オーロラの色は衝突する大気中の原子の種類と高度によって異なる。酸素は緑(約100km)や赤(200km以上)、窒素は青や紫の光を放つ。色の違いは光の波長の違いによるもので、それぞれ特定のエネルギー状態を表している。

オーロラの「色の違い」にはどんな意味があるの?

オーロラって、ただのキレイな光…って思いがちだけど、実はそのにはちゃんとした「意味」があるんです!たとえば緑、赤、紫…この色たちは宇宙から飛んできた粒と空気の成分がぶつかったときの“化学反応”の違いによって生まれてるんですよ。


つまり、オーロラの色は「空気中の成分」と「ぶつかる高さ」がカギなんです!


このページでは、「なんで緑が多いの?」「赤や紫はレアなの?」「空の高さと何が関係あるの?」という素朴な疑問に、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!



オーロラは“宇宙粒子”と空気のコラボで光る!

オーロラができる大元の原因は、太陽からやってくる太陽風(たいようふう)。この中に含まれてる電子や陽子といった粒々が、地球にやってきて大気中の原子や分子とぶつかることで、ピカーッと光るんです。


このとき、


ぶつかる相手(空気の成分)と、高さ(空気の密度)によって、光の色が変わる


っていう仕組みになってるんですよ!


一番よく見るのは「緑」オーロラ!

オーロラといえばこれ!っていうくらいよく見かけるのが緑色のオーロラ。これは、


  • 地上からおよそ100km〜150kmの高さ
  • 酸素原子(O)が相手


っていう条件で発生するものなんです。


この高さはちょうど、宇宙からの粒子がいっぱい入ってきやすいゾーン。しかも酸素もけっこういるから、緑色のオーロラがよく出るってわけ!


赤や紫はレア度高め!

オーロラの中でもちょっと珍しいのが、赤色紫色のもの。


  • 赤色:地上から200km以上の高い空で、酸素が少ししかないところで発生
  • 紫色:もっと低いところ(100km未満)で、窒素分子(N₂)とぶつかってできる


つまり、高度が高すぎても低すぎても、見える色は変わっちゃうんですね。


しかも赤はとっても淡〜い光だから、肉眼では見えにくく、カメラ越しでしか確認できないことも。


色の「重なり」からオーロラのダイナミックさが生まれる

オーロラって、色が一色だけじゃなくてグラデーションみたいに見えることが多いですよね。


これは、


  • 緑色(中高度の酸素)
  • 赤色(高高度の酸素)
  • 紫や青(低高度の窒素)


…と、いろんな高さで同時にオーロラが発生してるからなんです!


だから地球に降り注ぐ宇宙のパーティクルシャワーが、空全体をカラフルに染める「壮大なショー」を生み出してるってわけなんですよ。


オーロラの色の違いには、「空気の成分」と「ぶつかる高さ」によって決まるっていう明確な理由があったんだぜ!見た目の美しさのウラには、ちゃんと物理と化学のコラボがあるってわけよ!