
「バチッ!」っていう音とともに飛び散るまばゆい光…
あれ、なんであんなに派手なんでしょう?
コンセントに触れたときや静電気が起きたとき、あるいは溶接のときに見える火花。実はこれ、ただの光じゃなくて、電気が暴れた証拠なんです。
じゃあ一体、どうして放電すると火花が出るのか?そこには、目には見えないけれどすごくパワフルな「空気と電気のバトル」が隠れているんですよ!
このページでは、放電で火花が散る理由を、超わかりやすくかみ砕いて解説していきます!
まず、前提として覚えておきたいのは、空気はふつう電気を通さないってこと。
でも、電気がたくさんたまって電圧(=電気の圧力)がめちゃくちゃ高くなると、空気中の分子が壊れて電子が飛び交うようになります。これを絶縁破壊(ぜつえんはかい)っていいます。
この瞬間、電気は「よっしゃー!」とばかりに空気の中を突っ切って一気に放電します。
するとそこに、ものすごい熱と光が発生するんです!
火花が「パッ」と光る理由は、空気の分子や原子が高温で励起(れいき)されて、光を出すから。
簡単に言うと、「熱くなってビックリした空気の粒が光ってる」状態です!
しかもこのときの温度は、なんと数千度に達することも!
その光が一瞬だけ見えて、それが「火花が散った」って感じるわけです。
さらに火花には、音(パチッという破裂音)や熱もついてきます。あれ全部、電気が空気をこじ開けたときの副産物なんですよ。
実は私たちのまわりには、いろんな「火花」がひそんでます。代表的なものをいくつか挙げてみましょう。
どれも「電気の通り道を無理やり空気に開けた」結果なんです。空気の抵抗があるからこそ、あんなに激しい反応になるんですね。
放電による火花は、危険な場面と便利な場面、どっちもあります。
たとえば、静電気で電子部品が壊れるとか、ガスの近くで火花が飛ぶと爆発するとか…これは明らかに危ないパターン。
でも一方で、ライターや溶接、エンジンの点火などには火花放電が使われていて、ないと困るくらいの存在です。
つまり、火花は「使い方次第」。 電気のパワーを見えるかたちで教えてくれるサインでもあるんですね。
火花ってのはよ、電気が空気にムリヤリ道をこじ開けるときに生まれる「高温と光の爆発」なんだぜ!ただの「光」じゃねぇ、そこには電気の激しいエネルギーがギュッと詰まってるってわけだ。これから火花を見るたびに、「おおっ…電気が今、がんばってるな」って思わず感じちまうぜ!