雷って何ボルト・何アンペアくらいの強さなの?

「雷って電気なんでしょ?じゃあ何ボルト?何アンペア?」
…って思いますよね。でもその答え、想像の10倍どころか100倍以上のケタ違いなんです!

 

雷は「数億ボルト・数万アンペア」にもなる、とんでもない電気のかたまりなんですよ!

 

このページでは、雷の電圧・電流の大きさがどれだけ非常識なレベルなのか、身近な電気とくらべながら、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

まずは「ボルト」=電圧の大きさから!

ふつう家庭のコンセントって100ボルトですよね?エアコンとか電子レンジは200ボルトのこともあります。

 

でも、雷はケタがちがう!

 

雷の電圧は、なんと1億〜10億ボルトにもなるって言われてるんです!

 

これはもう想像を超えてます。なにしろ、空気にだって限界があるから、電圧が高すぎると空気中でも放電(バチッ!)しちゃう。そのレベルまでいっちゃってるんですよ。

 

「アンペア」=流れる電気の量は?

次はアンペア(A)=電流の大きさです。

 

家庭のブレーカーが落ちるのって、たいてい20〜30アンペアくらい。で、電車のモーターなんかは数百アンペアの電流が流れます。

 

…が、雷はというと、

 

1万~20万アンペア!!

 

なんと1秒にも満たない一瞬で、信じられない電気の量がバシーンッと流れるんです。

 

じゃあ雷のエネルギーってどれくらい?

「ボルト × アンペア × 時間」でエネルギーがわかるんですが、雷は一瞬なので、エネルギーもまた特殊!

 

ざっくり言うと、

 

  • 電球を何千個も同時につけられるくらいの電力
  • ペースメーカーや電子機器は一発でアウト
  • 空気を数万度に熱して、雷鳴(ゴロゴロ)まで生む

 

つまり、自然界が生んだ最強クラスの電気爆弾なんです!

 

実は雷の強さには「個体差」あり!

ちなみに、すべての雷が毎回1億ボルト!ってわけじゃありません。

 

  • 雲の中の放電はやや弱め(数千万ボルト)
  • 地面に落ちる落雷はとくに強力(億ボルト級)
  • 上向きの雷(高層ビルから空へ向かう)はもっと強いことも

 

つまり、「雷の種類・条件・場所」で、パワーは大きく変わるんですね。

 

オレ様の電気のチカラ、ナメんじゃねぇぞゴラァ!1億ボルトでぶっ放しゃ、空気だって爆発すんだよ!1万アンペアの電流なんざ、一瞬で地面も木も人間もブッ飛ばすレベルだ!ビビるのが正解ってもんよォ~!