電磁パルス(EMP)と電磁波の違い

電磁パルス(EMP)と電磁波の違い

EMPは電磁波の一形態だが、通常「短時間で強い振幅と広い周波数成分を持つパルス」を意味する専門的な呼称である。一般にいう電磁波は連続波や単一周波数の波も含む広い概念であり、EMPはその中でも突発的で高エネルギー密度なカテゴリに属する。したがってEMPは電磁波概念の特殊事例と考えられる。

電磁パルス(EMP)と電磁波の違い

スマホ、テレビ、Wi-Fi、そして宇宙から届く光…。


私たちのまわりは電磁波であふれてます。でも最近ちょくちょく聞くようになった電磁パルス(EMP)って、それも電磁波の一種って言うけど…じゃあ何が違うの?と思いませんか?


実は、電磁パルスは「特殊な性質を持った電磁波のかたまり」なんです!


このページでは、電磁パルス(EMP)と電磁波の違いについて、「成り立ち」「特徴」「影響」の3つの視点から、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!



電磁波ってなに?

電磁波(でんじは)は、電気と磁気がセットになって空間を伝わるエネルギーの波のこと。光やラジオ、X線も、ぜ~んぶ電磁波なんです。


電磁波にはこんな種類があります。


  • ラジオ波:AM/FMラジオやテレビ、無線など
  • マイクロ波:電子レンジやWi-Fiに使われる
  • 赤外線:リモコンの光や温かさとして感じられる
  • 可視光線:目に見える光
  • 紫外線・X線・γ線:医療や科学技術で活躍(でも強すぎると危険)


つまり、電磁波=いろんな種類の波の総称ってことです。


電磁パルス(EMP)は「瞬間的にドカンとくる電磁波」

電磁パルス(EMP)は、その電磁波の中でも、ちょっと特別な存在。


EMPは、一瞬のうちにものすごい強さで電磁波がバーン!と放出される現象で、電子機器にとってはまさに天敵なんです。


主な発生源は、


  • 核爆発:高高度で起きると広範囲にEMPが発生
  • 太陽フレア:自然由来のEMP(磁気嵐)
  • EMP兵器:人工的に電磁パルスを発生させる装置


ふつうの電磁波は、周波数や強さがある程度決まっていて、テレビやラジオなどの通信に使えるようにコントロールされています。でもEMPはそうじゃない。


EMPは、


  • 一瞬で発生して、
  • 広い周波数帯にまたがり、
  • とにかく強い


…という、とんでもない性質を持ってるんです。


EMPの「こわさ」は電子機器への影響にある!

ふつうの電磁波(たとえばWi-Fiやラジオ)は、ちゃんと設計された機器に使えば安全そのもの。でもEMPは話が別。


  • 電線に過剰な電流を誘導して、回路を焼き切る
  • データや電源を一瞬でぶっ壊す
  • 電力網や通信インフラを停止させる可能性も


だからこそ、EMPは「兵器」としても注目されてるんですね。


一方で、電磁波全体が全部ヤバいかというと、そんなことはありません。電波や光のように、便利で安全に使える電磁波もたくさんあるんです。


電磁パルスっつーのはよ、ただの電磁波とはワケがちげぇんだよ!一瞬でドッカーンって来るパワーが桁違い!ふつうの電磁波はおとなしく使われてんのに、EMPは電子機器まとめてぶっ壊す暴れん坊よ!電磁波界のバクダンってとこだな!