
「冬にバチッ!の正体」
ドアノブに触れた瞬間の「バチッ!」、セーターを脱ぐときのパチパチ音…。誰もが一度は経験したことがあるこれらの現象、その正体は静電気です。でもそもそも、なんで静電気ってたまるのか、不思議じゃありませんか?
実はその背景には、電気の偏りと物質の性質が関係しているんです。ちょっとした摩擦が、目に見えないレベルの「電気の引っ越し」を引き起こしているんですね。
このページでは、「静電気がたまるしくみ」や「身の回りで起きやすい条件」をわかりやすくかみ砕いて解説していきます!
静電気(せいでんき)とは、動かずにとどまっている電気のこと。ふつう電気って、電線を通って流れていくイメージがありますよね?でも静電気はその逆で、物の表面などにたまって動かない状態なんです。
この状態の電気が、なにかのきっかけで一気に動くと…あの「バチッ!」って現象が起こるわけです。
ポイントは、摩擦(こすれ)と電気の移動。物と物をこすり合わせると、電子というマイナスの電気の粒が一方の物に移動します。すると片方はプラス、もう片方はマイナスに帯電してしまうんですね。
こうしてできた電気の偏りは、しばらくそのまま残ります。そして金属など電気が流れやすいものに触れた瞬間、たまっていた電気が一気に流れて「バチッ!」となるんです。
実は、静電気はある条件のときに特にたまりやすくなります。その条件を見てみましょう。
つまり冬場にセーターを着て、乾いた空気の部屋で過ごしていると、静電気がどんどんたまっていくわけです。
静電気ってのはよ、物どうしの摩擦で電子が移動して、電気のバランスが崩れることでたまるんだぜ!「なんで冬にバチッとなるの?」ってナゾも、乾燥と素材の組み合わせがカギだったってわけだ。ちょっとした知識があれば、あのイヤ〜なパチパチとも仲良くなれっちまうぜ!