
電気と磁気――いろんな科学者たちがそれぞれの現象を発見してきましたが、「実はこの2つ、ひとつながりの力なんだ!」と数学で証明した天才がいました。そしてその理論が、ラジオやWi-Fiの誕生にまでつながっていくんです。
その人物こそがジェームズ・クラーク・マクスウェル!
彼は電気と磁気の関係を数式で表し、電磁波の存在を理論的に予言した電気理論の集大成者なんです!
このページでは、マクスウェルの電気に関する壮大な功績と、その理論が現代の通信技術にどうつながっていったのかを、わかりやすくかみ砕いて紹介します!
ジェームズ・クラーク・マクスウェルは、19世紀スコットランドの物理学者。まだ若いころから数学と自然現象の関係に関心を持ち、電気・磁気・光といった“目に見えない力”を数式でとらえようと挑んだ人物です。
そして、ファラデーの実験や発見をもとに、それらを理論として整理・統一したのが、彼の代表作といえる仕事でした。
マクスウェルは、当時バラバラだった電気と磁気の法則をたった4つの方程式にまとめました。それが有名な「マクスウェル方程式」です。
簡単にいうと…
この電場と磁場の“相互作用”が、やがて波(=電磁波)として空間を伝わっていくことを、マクスウェルは数式で導き出したんです!
マクスウェルの方程式から、ある重要な結論が導き出されます。
それが…
「電場と磁場の変化は、光と同じ速度で空間を進む波になる」
いう事実!
つまり、彼は“電波”の存在を理論的に予言していたんです。そして数十年後、ヘルツが実験によってこの電波の実在を証明し、さらにマルコーニが無線通信として実用化していきました。
今のテレビ・ラジオ・スマホ・Wi-Fiは、すべてこのマクスウェルの理論に支えられているんです!
マクスウェルって奴はよ、電気と磁気の関係をバッチリ数式で表して、電磁波=電波の存在を理論的に導き出した科学の巨人だ。見えねぇ力の全体像を“数式”でガツンと描いたその功績は、まさに電気理論の頂点ってわけよ!