銀行は電磁パルス(EMP)攻撃への対策何かしてるの?

銀行の電磁パルス(EMP)攻撃への対策

多くの銀行では、EMPを含む大規模障害に備えてデータの分散保管や耐障害性の高い施設設計を採用している。バックアップ電源や通信回線の冗長化も進められている。EMP専用のシールド対策は一部の重要システムに限定されている場合が多い。

銀行は電磁パルス(EMP)攻撃への対策何かしてるの?

EMP(電磁パルス)で都市中の電子機器がバチバチ壊れる…そんな中、「銀行のシステムはどうなるの?」「預金は大丈夫?」って、気になりますよね。


実は、銀行もEMPを想定した対策を“ある程度”しています


ここでは、銀行が取っているEMP対策について、わかりやすくかみ砕いてご紹介していきます!



銀行システムは「止まらないように」が大前提!

銀行にとって一番怖いのは、預金データの消失送金・決済の停止


だから普段からこんな対策がされてます。


  • データは複数拠点に分散保存(地震や停電にも対応)
  • UPS(無停電電源装置)+バックアップ電源で緊急時も動作継続
  • 災害対応拠点を別の地域に設けて、メイン拠点がダウンしても切り替え可能


つまり、EMPだけでなく地震・水害・停電・火災もまとめて想定済みなんですね!


EMP専用の「物理防御」も一部導入されている

EMPの特徴は、「一瞬で広範囲に電磁波がぶっ放されること」。


なので、大手金融機関や基幹センターでは、


  • シールドルーム(電磁波を遮る部屋)にサーバーを格納
  • 回線・配線にフィルタやサージ対策を実装
  • 雷対策レベルの過電圧対策を強化して対応


…といったEMPに準ずる防衛策を取っているところもあります。


ただし!EMPに“完全対応している”と公言している銀行は、実はほとんどありません


理由は、「EMP兵器が現実に使われる確率がまだ低い」と見られてることや、「セキュリティ上の非公開」が多いから。


それでも安心?それとも不安?

現実的には、こんな風に備えられてます。


  • 銀行データは複数地域でバックアップ済み=1か所がEMPで吹っ飛んでも全滅はしない
  • 金融庁や日銀のガイドラインでも“継続性”が重要視されている
  • ハード面よりソフト&分散型のリスク管理が主流


逆に言えば、ATMや店舗の端末はEMPに弱いことも…。なので一時的に「現金が引き出せない」みたいな事態はあり得ます。


銀行だってEMPで全部吹き飛んだらヤバいからよ、ちゃんと複数の場所に分けてデータ守ってやがる!でもなぁ、完全無敵ってワケじゃねぇ。店舗の機械とかATMはブッ壊れる可能性あるから、いざって時にゃ手元の現金もちっとは持っとこうな!