今ではスマホもパソコンも当たり前。でも、こうした電子機器が爆発的に発展するきっかけになった“ある小さな部品”の存在、知っていますか？

 

それがトランジスタであり、その発明に中心的に関わったのが、ウィリアム・ショックレーです。

 

彼は世界初のトランジスタを発明し、半導体技術の幕を開けたことで、現代のエレクトロニクス社会の礎を築いた科学者なんです。

 

このページでは、ショックレーの電気に関する革命的な功績と、それが私たちの暮らしにどう影響しているかを、わかりやすくかみ砕いて解説していきます！

 

 

ショックレーってどんな人？

ウィリアム・ショックレーは、アメリカの物理学者であり、ベル研究所の研究員でした。

 

第二次世界大戦中はレーダー開発に関わり、その後も固体物理学（＝物質の中での電子のふるまい）に没頭。そこで彼が挑んだのが、真空管に代わる小型で高性能な電子部品の開発だったんです。

 

そして1947年、彼は同僚のバーディーンとブラッテンとともに世界初のトランジスタを発明！

 

この発明がまさに「半導体時代の幕開け」となったんです。

 

トランジスタってなにがすごいの？

トランジスタは、電気信号を増幅（小さな電気を大きく）したりスイッチのようにオン・オフを切り替えることができる超重要パーツ。

 

それまで主流だった真空管と比べて…

 

• めちゃくちゃ小さい
• 丈夫で壊れにくい
• 電力消費が少ない

 

その結果、電子機器の小型化・省エネ化・高性能化が一気に進んだんです！

 

今のスマホやコンピュータ、ICチップやマイコン…どれもトランジスタの応用なんですよ。

 

ノーベル賞と“その後”のエピソード

この発明の功績により、ショックレーとその共同研究者2人は1956年にノーベル物理学賞を受賞！

 

さらにショックレーはその後、半導体ベンチャーを立ち上げるためにカリフォルニア州に拠点を移し、そこから生まれたのが…

 

• 「フェアチャイルド・セミコンダクター」
• 「インテル」などの半導体大手

 

つまりショックレーの動きが、“シリコンバレー”というITの聖地の誕生にもつながっていったんです！