

乾電池には「1.5V」と書いてありますよね。
この数字、ただの目印ではありません。
それは電池が生み出せる力の大きさを表しています。
今回は起電力を中心に、電圧・電流・放電特性の関係を整理していきましょう。
|
|
|
まず「起電力(きでんりょく)」とは何でしょう。
ひと言でいえば、電池がもともと持っている電圧の力のことです。
電池の中では化学反応が起きています。
その反応によって、電子を押し出す力が生まれます。
──つまり、起電力は「電子を押し出す力の強さ」なのです。
アルカリ電池やマンガン電池は、ふつう1.5ボルト。
これは材料の組み合わせによって決まります。
起電力は、化学反応が生み出すもとの電圧を表しているのです。
起電力は電池のもとの電圧です!
では、電圧があれば必ず同じ電流が流れるのでしょうか。
実はそうではありません。
電流の大きさは、つないだ機器によって変わります。
これを「負荷(ふか)」といいます。
──ここがよく混ざりやすいところです。
電池の中には、少しだけ電気の流れにくさがあります。
これを内部抵抗といいます。
大きな電流を流そうとすると、内部抵抗の影響で電圧が少し下がります。
だからこそ、強い電流が必要な機器では電池の種類が重要になるのです。
電圧と電流は同じではなく、つなぐ機器によって関係が変わるのです。
電圧と電流の違いを知ることが大切です!
最後に「放電特性(ほうでんとくせい)」です。
これは、使っていくうちに電圧がどう変わるかを表す性質です。
時間がたつにつれて、電池の電圧は少しずつ下がります。
ただし、その下がり方は電池の種類によって違います。
──ここが電池選びのポイントになります。
安定した電圧が必要なおもちゃやカメラにはアルカリ電池。
ゆっくり使うリモコンなどにはマンガン電池。
放電特性を知ると、用途に合った電池を選べるようになるのです。
放電特性は電池選びのヒントになります!
ここまでで、起電力と電圧・電流の関係が見えてきましたね。
数字だけでなく、その意味を考えることが大切です。
まとめると──
──以上3点が、一次電池の起電力とその周辺のポイントです。
電池の1.5Vという数字は、ただの記号ではありません。
起電力・電圧・電流・放電特性をまとめて考えることで、電池の力が正しく見えてくるということですね。
次に電池を選ぶときは、ぜひその数字の意味を思い出してみてください。
|
|
|