電気窃盗の判例まとめ

「電気が盗まれる」なんて言われても、あまりピンと来ないかもしれません。でも実際には、見えない電気をこっそり使う=窃盗として、法律でしっかり裁かれるんです。

 

それどころか、世界では大規模な電力詐欺日常のちょっとした無断使用まで、電気をめぐる事件がたくさん起きてるんですよ。

 

電気窃盗は「電気も財産」と見なされ、刑法上の窃盗罪に該当するというのが基本的な考え方です。

 

このページでは、電気窃盗に関する代表的な国内外の判例・事例を、わかりやすくかみ砕いて紹介していきます!

 

 

日本では「刑法第235条」の窃盗罪に該当

日本では、電気も「財物」として扱われるため、無断で使用すれば窃盗罪(刑法第235条)になります。

 

目に見えなくても、盗んだ電気は「盗んだもの」として罰せられるんです!

 

例えば、2024年にも、地方裁判所でこんな判例がありました。

 

  • アパートの空き部屋の配線を使って無断通電:住人が通報し、有罪判決
  • 外部コンセントからのスマホ充電:たとえ5円相当でも、軽犯罪法・窃盗罪の対象に

 

裁判所の公式サイトなどで、「電気窃盗」「窃盗」などのキーワードで検索すれば、こうした事例がいくつも確認できます。

 

海外にもある!世界の電気窃盗事例

実は海外でも、電気をめぐる裁判や犯罪はたくさんあります。ときには数億円規模の詐欺も!

 

  • アメリカ(南テキサス)28人に偽の電力契約で月額80ドルの供給。140万ドルを不正取得し、20年の懲役刑が予定されている大事件。
  • アメリカ(ジョージア州)たった5セント相当のEV充電で父親が15時間も拘留。
  • イギリス:「電気の抽象化」という罪が存在。不正使用・転用などが最大懲役5年の対象に。
  • パキスタン:「クンダ」と呼ばれる電線の直接接続が横行。過去5年で約900億ルピーの損失と報告。
  • 南アフリカ:違法接続やインフラ破壊によって、ソウェト地区だけで1日300万ランドの損失!

 

電力料金が高い国、インフラが未整備な国では、電気窃盗が社会問題になってるんですね。

 

電気窃盗に共通する特徴とは?

どの国にも共通して見られるのが、こんな特徴です。

 

  • 目立たない・バレにくい:だからこそ、長期にわたって続くケースも
  • 被害額が少額でも処罰対象:数円〜数十円でも刑事罰に問われることがある
  • 感電や火災などのリスクも:違法な配線は事故のもと!

 

電気は便利だけど、勝手に使うのは明確な犯罪。そして、バレたときの代償はけっこう大きいんです。

 

電気窃盗っつーのはなァ、「ちょっとくらい平気っしょ〜」なんて甘く見てっと痛い目見るぞ!見えねぇからってナメちゃいけねぇ。電気は財産、盗んだらキッチリ裁かれる。それが世界共通のルールなんだぜ!