

ニカド電池とアルカリ電池、どちらも身近な「電池」ですが、実は中身の仕組みも使い方もかなり違います。見た目は似ていても、くり返し使えるのかどうか、パワーの出方、向いている機器──それぞれに個性があるのです。
そして、この違いを知らずに選んでしまうと、「思ったよりすぐ切れた」「充電できないの?」なんてことにもなりかねません。だからこそ、まずは基本をしっかり押さえておきたいところ。ここではニカド電池とアルカリ電池の違いを、ポイントごとに整理していきます。
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いちばん分かりやすい違いは、充電できるかどうかです。ニカド電池は「二次電池」と呼ばれ、充電してくり返し使えます。一方、アルカリ電池は「一次電池」。基本的に使い切りです。
つまり、使い方の考え方そのものが違うということですね。ニカド電池は最初に充電してから使い、減ったらまた充電する。アルカリ電池は減ったら交換する。このサイクルの違いが大きなポイントです。
理由は内部の化学反応にあります。ニカド電池は、反応をある程度元に戻せる仕組みになっています。だから電気を流してやれば、ふたたび使える状態に戻せるのです。
しかしアルカリ電池は、反応が基本的に元に戻らない設計。無理に充電しようとすると発熱や液漏れの危険もあります。
このように、まずは「充電の可否」が両者を分ける大きな線引きだということです。
ニカド電池は充電できる、アルカリ電池は基本的に使い切り──ここが最初に押さえるべき違いです!
次に注目したいのは、電気の出方です。ニカド電池は安定した電圧を保ちやすく、強い電流を必要とする機器に向いています。たとえばモーターを使うおもちゃや工具などです。
一方でアルカリ電池は、最初の電圧は高めですが、使ううちにゆるやかに下がっていきます。そのかわり、長時間少しずつ使う機器に強い特徴があります。
ニカド電池は、
・電動ドライバー
・ラジコン
・業務用機器
など「瞬間的に強い電流」が必要なものに適しています。
アルカリ電池は、
・リモコン
・時計
・懐中電灯
など「じわじわ使う」機器にぴったりです。
つまり、求められる電気の性質によって選び分ける必要があるということですね。
強い電流向きのニカド電池、長時間じっくり使うならアルカリ電池──用途で選ぶのがコツです!
さらに、寿命や管理の仕方にも違いがあります。ニカド電池にはメモリー効果という特徴があり、中途半端な充電をくり返すと容量が減ったように見えることがあります。
そのため、ある程度使い切ってから充電するほうがよいとされてきました。
ニカド電池にはカドミウムという金属が使われています。これは環境負荷の面から問題視されることがあり、現在はニッケル水素電池などに置き換えられる場面も増えています。
アルカリ電池は使い切りですが、保存性が高く、未使用なら長期間保管できるのが利点です。ただし液漏れを防ぐため、長く使わない機器からは取り外すのが基本です。
このように、寿命の考え方や管理方法にもはっきりした違いがあるのです。
寿命のクセや環境面まで含めて見ると、両者の性格の違いがよりはっきりします!
ここまでで、ニカド電池とアルカリ電池の違いを整理してきました。見た目は似ていても、中身も使い方もまったく同じではありません。
まとめると──
──以上3点が大切なポイントです。
電池はどれも同じように見えますが、実際には仕組み・用途・扱い方がそれぞれ違います。そして、正しく選ぶことが安全でムダのない使い方につながります。
「充電できるか」「どんな機器に使うか」を基準に考えることが、いちばん分かりやすい判断軸になります。
特徴を知ったうえで使い分けること。それが電池と上手につき合うコツだといえるでしょう。
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