電気と静電気の違いと関係

ドアノブに触れた瞬間「バチッ!」…冬になるとよくあるこの現象、ちょっとびっくりしますよね。これ、静電気って言いますが、「電気」とは別モノなんでしょうか?

 

電気と静電気って、どっちも“電気”ってつくけど何が違うの?」って疑問、実はとっても身近で大切なポイントなんです。

 

このページでは、電気と静電気の違い、そしてそのつながりについて、やさしく解説していきます!

 

 

電気とは:電荷が動くことで起こる力

電気は、電子や陽子といった電荷の動きや働きによって生じるエネルギーや現象のこと。

 

私たちが普段使っているコンセントの電流や、家電製品の動作なども、この「電気の力」で動いています。

 

つまり、電気とは動いている・働いている電荷によって現れる「力」なんですね!

 

静電気とは:電気がたまって動けない状態

静電気は、文字通り静かな電気=動かずにたまっている電荷のことです。

 

たとえば、服を脱いだときに「パチッ」となったり、風船をこすって髪の毛が逆立ったり…。これは摩擦で電気が一方に偏ってたまった状態なんです。

 

電気がたまっているだけなので、普段は目に見えませんが、金属などにふれた瞬間に一気に放電して「バチッ」と感じるわけです。

 

両者の関係:動くと“電気”、たまると“静電気”

じつは静電気も電気の一種なんです。

 

動かない=静電気 動いてる=電気(電流)

 

というように、状態によって呼び方が変わるだけなんですね!

 

  • 電気:エネルギーとして流れている状態(動的)
  • 静電気:たまっている電気(静的)

 

つまり同じ電荷の力でも、静かにしているか、活発に動いているかで名前が変わるだけ。ようは兄弟みたいな関係なんですね。

 

静電気の雑学:冬に多いのはなぜ?

静電気って、冬にだけ起こる現象だと思っていませんか? 実はそれ、理由があるんです!

 

  • 乾燥していると放電しにくいので、電気がたまりやすい
  • 化学繊維の服は電気がたまりやすい
  • ドアノブなどの金属は放電しやすく「バチッ」と感じる

 

つまり、空気が乾燥してる+電気が逃げにくい服って条件がそろうと、静電気が発生しやすいんですね!

 

電気と静電気ってのはよ、どっちも電荷の力による現象だけど、「流れてるか」「とどまってるか」で呼び方が違うだけなんだぜ!静電気ってのも、じっとしてる電気の一種ってわけよ!