「ビリビリッ!」って感電するような電気を、自分の体の中で作り出す生き物がいるって信じられますか?そう、それが電気魚たちです!
実は自然界には、自分で電気を生み出して獲物をしとめたり、仲間とコミュ

スマホも電車も、動くには「電気」が必要。でも、もしも自分の体の中で電気を生み出せたら…?実はそんな夢のようなことを、自然界で本当にやってのける生き物がいるんです。
それがデンキウナギ(電気鰻)!
南米の川に住むこの生き物、見た目はただの長い魚。でもその体のほとんどが発電所みたいな器官でできてるって知ってましたか?このページでは、そんなデンキウナギがどうやって電気を発生させてるのか、その驚きの仕組みをわかりやすくかみ砕いて解説していきます!
デンキウナギ
電気を発する能力を持つ淡水魚で、南米のアマゾン川流域に生息
出典:Photo by Steven G. Johnson / CC BY-SA 3.0より
デンキウナギは、名前に「ウナギ」とついてますが、実はナマズの仲間なんです。南米のアマゾン川流域などに生息し、体長は2メートル以上にもなる大型の淡水魚。
そして最大の特徴は、体のほとんどが発電器官(電気を作る臓器)で占められているということ!なんと心臓や胃などはほんの少し、残りはほぼ電気を作るためのパーツなんです。
デンキウナギの発電器官の中には、電気板(エレクトロプレート)と呼ばれる細胞がずら〜っと並んでいます。
この仕組み、なんと乾電池を何千本も直列に並べて一気にスイッチを入れるようなものなんです。
デンキウナギが放つ電気、実は以下のようにめちゃくちゃ強力かつ実用的なんです。
ちなみに、強い電気と弱い電気を使い分けているという点でも、かなり頭の良い発電方法なんです。
デンキウナギって、まさに「体全体が電池みたいな生き物」なんです!自然界には、こんなにも巧みに電気を操る存在がいるなんてビックリ。電気のことを学ぶヒント、実は生き物の中にもたくさん隠れてるんですね♪