私たちの暮らしを支える“見えないチカラ”、それが電気と電子。でも、似たような言葉が並んでくると、ふと疑問がわいてきませんか?
「電気工学と電子工学って、どう違うの?」
同じように「電気を扱う」学問なのに、わざわざ分かれてるのには理由があるんです。
このページでは、電気工学と電子工学の違いは「スケール」と「目的」にあるという観点から、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!
「電気工学」は“でっかい電気”をどう使うかの学問
電気工学は、大きな電力をどうつくって、運んで、使うかに注目した分野です。
つまり、発電所や送電線、鉄道やビルの配電など、社会インフラに関わる部分ですね!
たとえばこんな感じ:
- 発電技術(火力・水力・風力など)
- 送配電システム(電柱、変電所、配線)
- 高電圧・大電流の扱い
- モーターや発電機の設計・制御
全体的に、「電力=エネルギー」としての電気に注目しているのが特徴なんです。
「電子工学」は“ちっちゃい電気”で情報を操る学問
いっぽうで電子工学は、微小な電流・電圧を使って「情報」をやり取りするのがメインテーマ。
スマホやパソコン、ICチップ、通信機器など、「デジタル機器の頭脳」に関係する世界です。
たとえば:
- トランジスタやICの設計
- ディジタル回路の構築
- センサーやマイコンの使い方
- 電子制御(AI・IoTにも関係)
ここで扱うのは「小さな電気の動き=電子」を通じて、情報をどう処理し、伝えるかっていう話なんですね!
ざっくり比較表で違いを整理!
| 項目 |
電気工学 |
電子工学 |
| 扱う対象 |
大きな電力(電力インフラ) |
小さな信号(情報処理) |
| スケール |
キロワット級 |
ミリワット〜マイクロワット級 |
| キーワード |
発電・送電・配電・モーター |
トランジスタ・IC・センサー |
| 代表的な分野 |
電力会社、重電メーカー、鉄道 |
スマホ、IT、電子機器メーカー |
どっちも必要!どっちもカッコいい!
よく、「電気工学と電子工学、どっちが上?」って聞かれたりしますが、そんなのナンセンス!
スマホが動くのは、発電所から電気が来てるから。 発電所が安定して動くのも、電子制御があるから。
つまり、
- 電気工学=エネルギーを動かす力
- 電子工学=情報を操る知恵
っていう関係で、どちらも私達の生活に欠かせないものになっているんです!
どっちがスゲェかって?バカ言え、どっちもスゲェんだよ!電気工学はオレ様みてぇにドカンと力強く!電子工学は…まぁいわば、雷の「導き手」よ。力も知恵も揃ってなきゃ、雷はホンモノになれねぇんだぜ!