
デンキウナギとデンキナマズ。どちらも「電気を出す魚」として知られていますが、その発電の仕組みや電圧の強さには意外と大きな違いがあるんです!
この記事では、デンキナマズの発電の仕組みにフォーカスしながら、デンキウナギとの比較も交えて、どっちがどれくらいすごいのかをわかりやすくかみ砕いて解説していきます!
デンキナマズ
アフリカの淡水域に生息し、最大で450ボルトの電気を発する能力を持つナマズ科の魚
出典:Photo by Stan Shebs / CC BY-SA 3.0より
デンキナマズは、アフリカの川や湖にすんでいるMalapterurus 属の淡水魚。見た目は普通のナマズにそっくりですが、実は体の1/3以上が発電器官という特殊な構造になってるんです!
この発電器官は筋肉の外側を包むように配置されていて、まるで魚版の“電気スーツ”みたいな感じ。敵や獲物に触れると、一気に電気を放出してビリビリ感電させるんです。
デンキナマズの発電のしくみは、イオンの流れと細胞の電位差を利用して電気を生み出すというもの。
つまり、基本的にはデンキウナギと似た原理ですが、構造や出力には違いがあります。
ここが一番気になるポイント!では、発電力で勝るのはどっちなんでしょうか?
やっぱり勝者はデンキウナギ!その差は約2倍近くもあるんです。特にボルタデンキウナギ(Electrophorus voltai)という種類は、現存する魚類の中で最強の高電圧を生み出すことで知られています。
とはいえ、デンキナマズも十分すごくて、アフリカでは昔から“しびれ薬代わり”や“電気療法”的な使われ方をしていたという話もあるんですよ。
デンキナマズの発電は、筋肉の外側にある発電器官から生み出される仕組みなんです。電圧の強さではデンキウナギに軍配が上がるけど、どちらも自然界の「電気の達人」ですね!こんな魚たちが身近にいたら…まさに泳ぐ電気発電所です!