電気研究の歴史を年表で振り返ろう

電気研究の歴史年表

電気の研究は古代ギリシャの琥珀の摩擦から始まり、19世紀に急速な発展を遂げた。ファラデーの電磁誘導やオームの法則など、多くの基礎理論がこの時代に確立された。20世紀以降は電子技術へと発展し、現代社会を形作っている。

電気研究の歴史を年表で振り返ろう

電気の歴史──とだけ聞くと、なんだか一言で語れそうな気がしますよね。ですが、実際に中身をのぞいてみると、これがなかなか厄介です。


というのも、「電気」という言葉そのものが、あまりにも広すぎるんです。
何を中心に語るのか、どこを主語にするのか。そこを決めずに話し始めてしまうと、話題があちこちに飛んでしまって、気づけば頭の中がごちゃごちゃに。


電気の歴史を語るには、まず「どの視点で見るのか」をはっきりさせることが欠かせません。


そこでここでは、あえて切り口を整理して、電気の歩みを見ていくことにします。
採用するのは、次の3つの視点です。


  • 物理学系:電気そのものの正体を探る「原理の歴史」
  • 工学系:電気を作り・運び・使う「力の歴史」
  • 情報系:電気で情報を扱う「情報の歴史」


たとえば物理学の視点では、「そもそも電気って何者なの?」という素朴な疑問が主役になります。
静電気や電流、電磁気といった概念が、どうやって見つかり、どう整理されていったのか。まさに理解の歴史です。


一方、工学系の視点では話が一気に現実寄りになります。
発電する技術、送電する仕組み、家庭や工場で安全に使うための工夫。電気が「便利な力」として社会に組み込まれていく過程を追っていく流れですね。


そして情報系。
こちらは比較的新しい分野ですが、電気を使って文字や音、映像、さらにはデータそのものを扱う世界です。通信、計算、コンピュータへとつながっていく情報処理の歴史が、この視点に含まれます。


このように切り分けて考えることで、「電気の歴史」という大きすぎるテーマも、少しずつ輪郭が見えてきます。
ここからは、この3つの軸を意識しながら、電気がどんな道をたどってきたのかを整理していきましょう!



物理学系:電気そのものの正体を探る「原理の歴史」

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アレッサンドロ・ボルタが発明したボルタ電池
異なる金属と電解質を積み重ねる構造によって人為的かつ連続的に電流を取り出すことを可能にし、電気を一過性の現象から原理として理解・利用できる対象へと発展させた。

出典:Title『VoltaBattery』-Photo by GuidoB /GNU Free Documentation License, Wikimedia Commons CC BY-SA 3.0より


 


年代 出来事 特徴・補足
紀元前6世紀頃 琥珀をこすると物を引き寄せる現象が知られる 古代ギリシャで記録された最古の静電気現象。電気の正体はまだ不明で、不思議な性質として扱われていた。
1600年 ウィリアム・ギルバートが「電気」という概念を整理 琥珀由来の現象を磁気と区別し、電気を独立した自然現象として体系化した。
18世紀前半 静電気実験がヨーロッパで流行 摩擦による帯電や放電が観察され、電気が「たまる」性質をもつことが理解され始めた。
1745年 ライデン瓶が発明される 電気を蓄えることが可能となり、電気が一瞬の現象ではなく扱える対象であると認識される転機となった。
1752年 雷が電気であることが示される 雷と人工的な電気現象が同一であると分かり、自然現象としての電気観が大きく変化した。
1800年 ボルタ電池が発明される 連続的に電気を取り出せるようになり、電気が流れる現象として本格的に研究され始めた。
1820年 電流が磁気を生むことが発見される 電気と磁気が結びついた現象であることが示され、両者が別物ではない可能性が浮上した。
1831年 電磁誘導の発見 磁気の変化から電気が生まれることが確認され、電気と磁気が相互に関係することが明確になった。
1860年代 電磁波の理論が構築される 電気と磁気が波として空間を伝わる存在であると説明され、光も同じ仲間であることが示された。
1897年 電子が発見される 電気の正体が「粒子の動き」であることが判明し、電気現象の根本理解が進んだ。
20世紀前半 原子構造と電気の関係が解明 電子の配置や移動が、電流・放電・発光などの電気現象を生み出すことが説明可能になった。
20世紀後半以降 電気は電磁相互作用の一部と理解される 電気は自然界の基本的な力のひとつに位置づけられ、物理学的に統一的な説明が与えられた。


ここで扱うのは、「役に立つかどうか」よりも前の段階のお話です。
人類が電気を便利に使えるようになる、ずっと手前。
目に見えない現象に出会い、「これは何だ?」と考え続けた時間の積み重ねが、この分野になります。


  • 火花が散る
  • 物が引き寄せられる
  • 触るとビリッとする


理由は分からないけれど、確かに起きている。
そんな違和感を、観察と実験で少しずつ言葉にしていったのが、原理の歴史です。


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紀元前〜中世:静電気という不思議な現象

電気の物語は、じつはとても古い時代から始まっています。
その最初の手がかりを残した人物として知られているのが、古代ギリシャの哲学者タレス(紀元前624年頃〜紀元前546年頃)です。


タレスは、琥珀を布でこすると軽い物を引き寄せる現象に気づきました。
現代なら「静電気ですね」で済む話ですが、当時は原因も仕組みもまったく不明。
それでも彼は、この現象をきちんと観察し、記録に残しました。


中世に入っても、電気の正体が解明されることはありません。
ただし学者たちは、この不思議な現象を「気のせい」や「偶然」で片づけず、繰り返し記述し続けます。 説明できなくても、確かに再現できる──その事実を残し続けたこと自体が、この時代の最大の功績でした。


理由は分からない。でも起きる。
この小さな違和感が、後の科学的探究の種になっていきます。


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18世紀:電気を測る・分けるという発想

電気研究が一気に加速するのが18世紀です。
ここで初めて、電気は「不思議な現象」から「整理できる対象」へと変わっていきます。


象徴的な人物が、ベンジャミン・フランクリン(1706〜1790)。
彼は雷が電気現象であることを示し、電気には「正」と「負」があるという考え方を提示しました。
これにより、電気は性質の違いを持つ存在として扱われるようになります。


さらに重要なのが、アレッサンドロ・ボルタ(1745〜1827)の登場です。
彼が発明した電池によって、電気は一瞬で消える現象ではなく、「溜めて、安定して取り出せるもの」になりました。


この時代に、電気は初めて「量として測れる対象」になったのです。
強さの違い、持続時間、放電の様子。
電気は感覚的な不思議から、実験と数値で語れる存在へと進化していきました。


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19世紀:電気と磁気が結びつく

19世紀は、電気の理解が決定的に深まった時代です。
最初の突破口を開いたのが、ハンス・クリスチャン・エルステッド(1777〜1851)でした。
彼は、電流が流れる導線の近くで方位磁針が動くことを発見します。
これにより、電気と磁気が無関係ではないことが明らかになりました。


この関係をさらに掘り下げたのが、マイケル・ファラデー(1791〜1867)。
彼は磁気の変化から電気が生まれる現象を見つけ、両者が相互に影響し合う関係であることを示します。


そして、その成果を数式としてまとめ上げたのが、ジェームズ・クラーク・マクスウェル(1831〜1879)です。
彼の理論によって、電気・磁気・光は同じ法則に支配された存在だと理解されるようになりました。


電気はここで、単独の現象ではなく、自然界を貫く統一的な力の一部として位置づけられます。
雷や光、電波までが一本の線でつながる。
電気の原理の歴史は、この段階で世界の見え方そのものを変えたのです。


物理学系の原理の歴史は、すぐに便利さを生む話ではありません。
ですが、何が起きているのかを正しく理解しようとしたこの積み重ねがなければ、発電も通信も成立しませんでした。
電気という存在の「正体」が、どのように輪郭を持っていったのか。まずはその流れを、ここでしっかり押さえておきましょう。


工学系:電気を作り・運び・使う「力の歴史」

蒸気機関で発電する初期の中央発電所(ロンドン・デプトフォード、1889年)

蒸気機関で発電する初期の中央発電所(デプトフォード、1889年)
蒸気でタービンや発電機を回し、大量の電力をまとめて供給するという発想の象徴。
ファラデーの電磁誘導の発見が、回転を電気に変える発電機の原理を支えた。

出典:『Powerstation deptford 1889』-Photo by Unknown author/Wikimedia Commons Public domain


 


年代 出来事 特徴・補足
1800年 ボルタ電池の発明 人為的に電気を「作り出す」ことに成功し、電気を継続的な力として利用できる道が開かれた。
1831年 電磁誘導の発見 磁石とコイルを使って電気を生み出せることが分かり、発電の原理が確立された。
1870年代 発電機(ダイナモ)の実用化 蒸気機関や水車の回転を電気に変換できるようになり、大量発電が可能となった。
1878年 アーク灯・白熱電灯の実用化 電気が「光」として利用され、街灯や屋内照明に使われ始めた。
1880年代 直流送電による電力供給が開始 都市部を中心に発電所から電気を送る仕組みが整い、電気インフラの原型が生まれた。
1889年 交流送電の導入 高電圧で遠くまで電気を運べるようになり、発電所と消費地を分離できるようになった。
20世紀初頭 大規模発電所と送電網の整備 火力・水力発電を中心に、都市から地方まで電力網が張り巡らされた。
1950年代 家庭電化の進展 家電製品の普及により、電気が生活を支える「動力」として定着した。
1960〜70年代 原子力発電の導入 大量かつ安定的に電気を生み出す新たな発電方式として利用が拡大した。
1990年代 電力自由化の進展 電気を「作る・売る・選ぶ」という考え方が広がり、電力が市場で扱われる存在となった。
2000年代以降 再生可能エネルギーと分散型電源の拡大 太陽光・風力など多様な発電手段が登場し、電気の作り方・運び方・使い方が再編されつつある。


ここからは、理論が現実を動かし始めるフェーズです。
電気の正体が少しずつ見えてきたところで、人類は次の問いに進みました。
「これ、使えないの?」という発想ですね。


工学系の歴史は、とても人間くさいです。
うまくいかない、壊れる、危ない。それでも工夫する。 電気を“便利な力”として社会に根づかせていった試行錯誤が、このセクションの主役になります。


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19世紀前半:発電という技術の誕生

工学系の電気史で、最初に立ちはだかった大きな壁。
それが、「電気を安定して生み出す」という課題でした。


静電気は確かに電気ですが、パチッと一瞬で終わってしまいます。
これでは照明も動力もまかなえません。
そこで登場するのが、「動かして電気を生む」という発想です。


この流れを決定づけた人物が、マイケル・ファラデー(1791〜1867)。
彼は、磁石とコイルを使い、回転運動から電気が生まれる仕組み──電磁誘導を発見しました。
水車や蒸気機関、人の手による回転。
それらの運動エネルギーを電気に変換できることが、ここで明確になります。


電気はこの瞬間、偶然起きる不思議な現象から、「人間が意図して作り出せるエネルギー」へと姿を変えました。
工学としての電気の歴史は、まさにここから本格的に動き出したと言えます。


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19世紀後半:送電と配電の仕組みが整う

電気を作れるようになると、次に突き当たる問題があります。
それが、「どうやって遠くまで届けるか」という距離の壁です。


発電所の近くでしか使えない電気では、社会全体を変える力にはなりません。
この課題に取り組んだ人物として欠かせないのが、トーマス・エジソン(1847〜1931)と、ニコラ・テスラ(1856〜1943)です。


エジソンは都市への電気供給を実現し、実用化を強力に推し進めました。
一方のテスラは、高い電圧で送って損失を減らし、使う場所で電圧を下げるという交流送電の仕組みを確立します。


この考え方によって、電気は一気に広域へと行き渡るようになりました。 この時代、電気は「実験装置」から「社会インフラ」へと決定的な進化を遂げます。
夜でも明かりがともる街並みは、その変化をもっとも分かりやすく示す光景でした。


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20世紀:安全と標準化による普及

電気が家庭や職場に入り込むにつれて、無視できない問題も見えてきます。
それが、感電や火災といったリスクでした。


ここで重要な役割を果たすのが、無名になりがちな技術者たちの仕事です。
ブレーカーによる遮断、電線の絶縁構造、電圧や周波数の統一。
こうした「事故を起こさないための仕組み」が、地道に整えられていきます。


電気が本当に社会に定着した理由は、「便利だったから」だけではなく、「安全に使えるようになったから」でした。
その結果、電気は専門家だけのものではなくなります。


スイッチを入れるだけで明かりがつく。
その当たり前の裏側には、長い試行錯誤と調整の歴史が積み重なっているのです。


工学系の電気の歴史は、「使えるようにする」ための積み重ねでした。
作る、運ぶ、守る。そのすべてがそろって、電気は社会を動かす力になります。
今の当たり前が、どれほど多くの工夫の上に成り立っているのか。ここで一度、立ち止まって確認しておきましょう。


情報系:電気で情報を扱う「情報の歴史」

ベルの初期電話機(木箱型)

ベルの初期電話機(木箱型)
声の振動を電気信号へ変え、離れた場所へ伝える発想を形にした装置。
電気で情報を運ぶ通信の革新として、近代の情報インフラへつながる。

出典:『Alexander Graham Bell's big box telephone, 1876, one of the first commercially available telephones - National Museum of American History』-Photo by Daderot/Wikimedia Commons CC0 1.0


 


年代 出来事 特徴・補足
1837年 電信の実用化 電気信号によって文字情報を送る技術が誕生し、情報伝達が距離の制約から解放された。
1844年 モールス電信が長距離通信に成功 点と線による符号化で情報を電気に変換し、電気=情報の担い手という考え方が確立した。
1876年 電話の発明 音声を電気信号に変換して伝送することに成功し、リアルタイム通信の時代が始まった。
1895年 無線通信(電波通信)の実験成功 電線を使わず、空間を伝わる電磁波で情報を送れることが示された。
1920年代 ラジオ放送の開始 電気と電波を用いた一方向の大量情報伝達が実現し、情報が「共有」される時代に入った。
1930〜40年代 電子計算機の原型が登場 電気回路を使って情報を計算・処理する発想が生まれ、情報処理技術の基礎が築かれた。
1947年 トランジスタの発明 真空管に代わり、小型で高速な電気信号制御が可能となり、情報機器の進化が加速した。
1950〜60年代 コンピュータの実用化とデジタル化 情報を0と1で扱うデジタル方式が普及し、電気は計算と記憶の媒体となった。
1970年代 集積回路・マイクロプロセッサの登場 情報処理能力が飛躍的に向上し、電気による情報処理が身近な技術へと変化した。
1980〜90年代 パソコンと通信ネットワークの普及 個人が電気を使って情報を作り、保存し、やり取りする時代が到来した。
1990年代後半 インターネットの一般化 世界規模で情報が電気信号として流通し、情報社会が本格的に形成された。
2000年代以降 モバイル通信・クラウド化の進展 電気は情報を常時やり取りする基盤となり、場所や時間を選ばない情報利用が可能となった。


ここで扱うのは、電気が「力」からもう一段進んだあとの物語です。
モーターを回す、明かりをつける──そこまでは工学系の役割。
情報系では、電気は意味を運ぶ存在へと変わっていきます。


文字、音、信号、数字。
目に見えない情報を、どうやって遠くへ、速く、正確に届けるか。 電気を「情報の器」として使いこなそうとした歴史が、このセクションのテーマです。


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19世紀:電信と通信のはじまり

情報の電気化は、まず「合図」を送るところから始まりました。
遠く離れた相手に、同じ内容を、できるだけ速く伝えたい。
この素朴だけれど切実な欲求を形にしたのが、電信です。


この分野で欠かせない人物が、サミュエル・モールス(1791〜1872)。
彼は、電気が流れた・流れないという単純な違いを組み合わせ、文字や意味を表現する仕組み──いわゆるモールス信号を確立しました。


電気が「オンかオフか」。
たったそれだけの違いで情報を表せるという発想は、当時としては革命的です。 ここで初めて、電気はエネルギーではなく「情報そのもの」を背負う存在になりました。


距離と時間の制約を一気に縮めた電信は、政治、軍事、経済のスピード感を根本から変えていきます。
情報が速く届くというだけで、社会の動き方そのものが変わってしまったのです。


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20世紀前半:音声と映像が電気に乗る

次の段階で、情報の扱い方はさらに大きく広がります。
文字だけでなく、声や音楽、さらには映像までもが電気に乗る時代です。


電話の実用化を進めたアレクサンダー・グラハム・ベル(1847〜1922)は、人の声そのものを電気信号に変え、遠くへ届ける道を切り開きました。


さらに、ラジオやテレビの登場によって、電気は「点の合図」ではなく、「連続した波」として情報を扱う存在へと進化します。
音の高さや大きさ、映像の明暗や動き。
それらを電気の波形として制御することで、人の感覚そのものを共有できるようになりました。


ここで情報は、記号から「体験に近いもの」へと質的に変化します。
同じ時間に、同じ音や映像を受け取る。
この感覚は、社会の一体感や大衆文化の誕生にも大きな影響を与えました。


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20世紀後半〜:デジタル化とコンピュータ

情報系の歴史における、もう一つの決定的な転換点。
それがデジタル化です。


情報を連続的な量としてではなく、「0」と「1」で扱う。
この発想を理論的に支えた人物の一人が、アラン・チューリング(1912〜1954)。
彼は、計算や判断を機械的な手続きとして扱えることを示し、コンピュータの理論的基盤を築きました。


その後、電子回路と結びつくことで、計算、記録、検索、通信といった処理が、圧倒的な速さと正確さで行えるようになります。
電気は単なる伝達手段ではなく、考える装置そのものの土台へと役割を広げました。


電気はここで、「情報を運ぶ力」から「情報を処理する力」へと進化します。
コンピュータとネットワークの誕生によって、情報の歴史は一気に加速し、私たちの社会は、電気抜きでは語れない段階へと踏み込んでいったのです。


情報系の電気の歴史は、「意味をどう扱うか」という挑戦の連続でした。
力としての電気が、情報を運び、処理し、つなぐ存在へ変わっていく。
いま私たちが当たり前に使っている通信や計算は、この積み重ねの上に成り立っています。
電気が情報と結びついた瞬間から、世界の動き方そのものが変わったと言えるでしょう。


 


いかがでしたでしょうか。
ここまで読んでいただけたなら、電気の歴史が単なる年表ではないこと、なんとなく伝わっているはずです。


電気の歩みは、いきなり便利な道具が生まれた物語ではありません。
まずは「これは何だろう?」と首をかしげ、「原理」を理解しようとするところから始まりました。
目に見えない現象に名前を与え、法則を見つけ、少しずつ輪郭をはっきりさせていく。その積み重ねです。


次に、人類はそれを「」として扱い始めました。
作る、運ぶ、守る。
理屈だけでは動かない現実の中で、試行錯誤を重ねながら、電気を社会の中に組み込んでいった時間がありました。


そして最後に、電気は「情報」を担う存在へと進化します。
合図を送り、声を届け、映像を映し、数字を計算する。
電気は単なるエネルギーではなく、意味を運ぶ媒体になっていきました。


すなわち「電気の歴史」とは──


「原理を理解し、力として使い、情報として意味づけてきた人類の歩みそのもの」


──そう言い換えることもできるでしょう。


私たちが何気なく使っているスイッチや画面の向こう側には


  • 「分からない」を放置せず
  • 「使えない」をあきらめなかった


長い長い歴史があります。
その積み重ねの先に、今の電気のある暮らしが成り立っているのです。


電気研究の歴史ってのはよ、「身近なふしぎ」を解き明かすために何世紀も続いてきた人類の知恵の積み重ねなんだぜ。今日使ってるコンセントの裏には、こんなにも多くの発見と挑戦が詰まってるってのは驚きだよな、よく覚えとけよ!