電磁波の種類と特徴まとめ|性質の違いを知っておこう

電磁波の種類

電磁波には電波、赤外線、可視光、紫外線、X線、ガンマ線などがあり、周波数や波長の違いによって分類される。波長が短くなるほどエネルギーは高くなる。それぞれの電磁波は異なる用途と特性を持っている。

電磁波の種類と特徴まとめ|性質の違いを知っておこう

「“電磁波”ってぜんぶ同じじゃないの?」


いえいえ。


スマホの電波、電子レンジのマイクロ波、X線検査、太陽の光…。これら、ぜんぶ電磁波(でんじは)の一種なんです!


でもよく考えてみると、どれも全然ちがう性質や使われ方してますよね?


実はそれ、電磁波の“波の速さ(周波数)や波の長さ(波長)”によって、性質がガラッと変わってくるからなんです。


このページでは、「電磁波の種類ごとの特徴や用途」を、わかりやすくかみ砕いて紹介していきます!



電磁波の種類は「波長」で分けられる!

電磁波とは、電場と磁場のふるえがセットになって空間を伝わる波のこと。でも一口に「電磁波」と言っても、その性質は実にさまざま!


その違いを分けているのが波長(はちょう)=1回の波の長さなんです。波長が長い順に並べると、こんな感じになります。


代表的な電磁波とその特徴

電磁波の種類 波長 特徴 主な用途
電波 数km ~ 1mm 波長が長く、障害物も回り込みやすい テレビ・ラジオ・スマホ・Wi-Fiなど
マイクロ波 約1m ~ 1mm 直進性が強く、加熱効果がある 電子レンジ・レーダー・Bluetooth
赤外線 1mm ~ 750nm 熱を伝えやすい「温かい光」 赤外線リモコン・暖房器具・温度センサー
可視光線 750nm ~ 380nm 人の目に見える唯一の電磁波 照明・カメラ・光通信
紫外線 380nm ~ 10nm 殺菌力が強く、肌に影響も 日焼け・殺菌灯・ブラックライト
X線 10nm ~ 0.01nm 物質を透過できる高エネルギー波 レントゲン・空港の荷物検査
ガンマ線 0.01nm以下 放射能と関連し、極めてエネルギーが高い 放射線治療・原子力研究


エネルギーの強さもぜんぜん違う!

実は波長が短くなるほど、電磁波のエネルギーは強くなります。


  • 電波や赤外線:安全で日常的に使える
  • 紫外線:日焼けの原因になることもある
  • X線やガンマ線:細胞を傷つける強力な力があるので、使い方に注意が必要


だからこそ、医療や科学の世界では厳しい管理のもとで使われているんですね。


電磁波ってのはよ、波の長さで性質も使われ方もぜんぜん違うんだぜ!普段使ってるWi-FiからレントゲンのX線まで、みんな「電磁波ファミリー」ってわけでビックリだよな!ちゃんと知れば安全にもつながるってわけだ!