クーロン力と分子間力の違いは?

「クーロン力」と「分子間力」――どっちも“引っ張り合う力”なんだけど、実はまったく別物なんです。

 

このページでは、クーロン力と分子間力の違いについて、それぞれの特徴と働きをわかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

クーロン力は「電荷同士の力」

まずクーロン力は、プラスとマイナスの電気が引き合う力のこと。たとえば、

 

  • 陽子(+)と電子(−)が引き合う → 原子ができる!
  • 電子同士は反発する → 近づけない!

 

この力は、電気を帯びた粒子(=電荷)ならとにかく距離があってもガンガン働くのが特徴!

 

だから、原子の中で電子をつなぎとめる超基本的な力なんです。

 

分子間力は「中性の分子同士が引き合う力」

一方、分子間力(ぶんしかんりょく)は、電気的に中性な分子同士がなんとな〜く引き合う力のこと。

 

え?中性なのに引き合うの?と思うかもしれませんが、これが科学の面白いところ!

 

分子間力にはいくつか種類があります。

 

  • ファンデルワールス力:分子の一時的な偏りによる弱〜い引力
  • 双極子間相互作用:分子がプラスとマイナスの偏り(=極性)を持つことで引き合う
  • 水素結合:水分子などで見られる特別に強い分子間力

 

これらは全部、クーロン力ほど強くはないけど、分子同士をギュッとくっつける重要な力なんです。

 

まとめ:スケールと相手が違う!

違いを表にすると、こんな感じ!

 

項目 クーロン力 分子間力
働く相手 プラスとマイナスの電荷 中性の分子同士
力の強さ とても強い 弱い〜中くらい
はたらく距離 広く影響する かなり近づかないとダメ
代表的な例 原子の構造・イオン結合 水の表面張力・氷の結晶

 

クーロン力は「原子を作る」レベル、分子間力は「物質の性質を決める」レベルってことですね!

 

クーロン力と分子間力?クーロン力は“電気のガチ引力”、分子間力は“なんとな〜く引き合う磁石未満の仲良しパワー”だ!どっちも大事だけど、スケールが全然ちげぇんだよ!