EMPとEMSの違いって?

EMPとEMSの違い

EMP(電磁パルス)は、核爆発や雷などによって瞬間的に発生する強力な電磁波で、電子機器を破壊する恐れがある。EMS(電磁両立性)は、機器が他の電子機器と電磁的に干渉せず、安定して動作するための性能や規格を指す。つまり、EMPは問題となる現象、EMSはそのような影響を受けずに動作させるための対策という違いがある。

EMPとEMSの違いって?

EMPとEMS。
アルファベットがよく似ているので


「同じ電気系の言葉?」


と感じてしまいますよね。


でもこの2つ、 中身も、使い道も、影響する相手も、まったくの別物です。


ポイントは


「電気がどう出るのか」
「何に向けて使われるのか」


ここを整理すると、違いが一気に整理されて見えてきます。



EMPは「一気に出る電気のショック」

EMPは、ElectroMagnetic Pulseの略です。


日本語にすると、電磁パルス。
つまり、 電気と磁気が一瞬だけ大きく変化する現象を指します。


EMPの特徴は、とにかく「急」。
ゆっくりではなく、ほんの一瞬で、電磁環境がガラッと変わります。


  1. この急激な変化が、空間や配線に、想定外の電流を生み出す。
  2. その結果、電子機器が誤作動したり、最悪の場合は壊れてしまう。


ここで重要なのは、EMPは誰かの体に向けて使うものではないという点です。
あくまで、電磁環境が乱れる「現象」。


つまるところ、EMPは、制御できない形で一気に現れる「電気のショック」なんですね。


EMPは、一瞬の電磁的ショックとして周囲に影響を与える現象です!


EMSは「電気で体を動かす仕組み」

全身EMSスーツで行うパーソナルトレーニング(電気刺激を使った筋収縮)

全身EMSスーツで行うパーソナルトレーニング
電極からの電気刺激で筋肉を収縮させ、動作トレーニングと同時に負荷を与える。
部位別パッドと制御装置で刺激の強度を調整している。

出典:『Personal EMS Training』-Photo by H.Bergmann/Wikimedia Commons CC BY-SA 3.0


 


一方、EMSは、Electrical Muscle Stimulationの略。


こちらは現象名ではなく、 人の体に使うための技術です。


EMSは、ごく弱く、安全な範囲に調整された電気刺激を、筋肉に与えます。


すると、神経が刺激され、筋肉が収縮する。
これを利用して、トレーニングやリハビリに使われています。


ポイントは、 最初から人の体を対象に設計されていること。


  • 電気の強さ
  • 波の形
  • 刺激のタイミング


すべてが、体に悪影響が出ないように、細かく制御されています。


ざっくり言えば── EMSは、電気を「かみ砕いて使って体を動かす」ための技術なんです。


EMSは、電気を安全に利用して筋肉を動かす仕組みなんですね!


使う目的と影響する相手がちがう

EMPとEMSの違いを、一言で表すなら、目的と相手です。


EMPは「電磁的変化」で


  • 一瞬で
  • 強烈で
  • 制御されていない


のが特徴。影響を受けるのは、主に電子機器や電気回路です。


一方、EMSは「電気刺激」で


  • 弱く
  • 連続的で
  • 完全に制御されている


のが特徴。影響する相手は、 人の筋肉です。


ようするに


EMPは、「起きてしまう現象」
EMSは、「使うための道具」


ここを取り違えると、話がごちゃっとしてしまいます。簡単にEMPは電気の暴発、EMSは電気の活用と覚えておきましょう。


目的と影響先が違うから、EMPとEMSはまったく別のものです!


 


まとめると、EMPとEMSは、名前が似ているだけで、中身は正反対。


  • EMPは、電磁環境が一瞬で乱れる現象。電子機器に影響を与える。
  • EMSは、電気を安全に使い、人の筋肉を動かす技術。


アルファベットだけを見ると混同しがちですが、 現象なのか、技術なのかを意識すると、違いはとても分かりやすくなります。


言葉に振り回されず、中身を見る。
それが、正しい理解への近道ですね。


EMPとEMS?似てんのは名前だけだ!EMPは電子機器をブチ壊す“電気の破壊神”で、EMSは筋肉をピクピク動かして鍛える“電気のトレーナー”ってワケよ!間違えんなよ?前者はヤバすぎ、後者はわりと健康的だぜッ!