電磁誘導で電流が流れるのはなぜ?

発電所でぐるぐる回るタービン、自転車のライト、スマホのワイヤレス充電…。これらに共通しているのが、電磁誘導(でんじゆうどう)というしくみなんです!

 

でも「どうして磁石とコイルで電気ができるの?」「触ってないのに電流が流れるってどういうこと?」って不思議に思いますよね。

 

このページでは、電磁誘導で電流が流れる理由、そのしくみと身近な例を、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

電磁誘導ってなに?

電磁誘導とは、磁石の力を使ってコイルの中に電流を生み出すしくみのこと。

 

ポイントは「磁界が変化すること」

 

ただ磁石を近づけるだけじゃなくて、動かす・回す・ズラすなど、磁界を変える動きがあると、コイルの中に電気(=電流)が流れるんです。

 

これ、1831年にファラデーっていうイギリスの科学者が発見した、すごい発明なんですよ!

 

なぜ磁界の変化で電流が流れるの?

電気って、「電荷が動くこと」で生まれますよね。そして磁石には「磁界」という見えない力の空間があります。

 

この磁界の中にあるコイルに変化を与えると、コイルの中の電子たちが押されたり引っ張られたりして、動き出すんです!これが電流が流れる瞬間

 

例えるなら、磁界の変化が“電子の背中をグッと押す”みたいなイメージですね!

 

どんな場面で電磁誘導が使われているの?

この現象、じつは発電や充電の現場で大活躍!私たちの生活を支えるしくみなんです。

 

  • 発電所:タービンで巨大なコイルや磁石をグルグル回して電流をつくる
  • 自転車のライト:車輪の回転で磁石を動かして発電
  • IHクッキングヒーター:磁界の変化で鍋の中に電流(=ジュール熱)を流して加熱!
  • ワイヤレス充電:送信コイルの磁界を変化させて、受信コイルに電気を“飛ばす”

 

つまり電磁誘導=動きと磁石で電気を生むマジックってことなんです!

 

電磁誘導で電流が流れるのはよ、「磁界の変化がコイルの中の電子を動かしてくれるから」なんだぜ!だから磁石の動きが加わると、電気がビリビリ生まれるってわけだ、覚えとけよ!