

発電所でぐるぐる回るタービン。
自転車をこぐと勝手に点くライト。
そして、スマホを置くだけで充電できるワイヤレス充電。
いっけん別モノに見えるこれらですが、実はすべてに共通しているのが、 電磁誘導(でんじゆうどう)というしくみなんです。
「えっ、あれもこれも同じ原理なの?」
ちょっと意外ですよね。
でもここで、素朴な疑問が浮かぶはずです。
どうして、 磁石とコイルだけで電気ができるのか。
触れてもいないのに、 なぜ電流が流れ出すのか。
スイッチも押していない。
コードもつながっていない。
それなのに電気が生まれる。
不思議、ですよね。
その謎を解くカギが「磁界の変化」と「動き」。
ここを押さえるだけで、電磁誘導の世界は一気に見通しが良くなります。
このページでは、 電磁誘導で電流が流れる理由を出発点に、そのしくみと、身近な具体例までをセットで解説していきます。
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電磁誘導とは、磁石の力を使ってコイルの中に電流を生み出すしくみのこと。
ポイントは「磁界が変化すること」!
ただ磁石を近づけるだけじゃなくて、動かす・回す・ズラすなど、磁界を変える動きがあると、コイルの中に電気(=電流)が流れるんです。
これ、1831年にファラデーっていうイギリスの科学者が発見した、すごい発明なんですよ!
ここが、電磁誘導でもっとも「?」が浮かびやすいポイントですね。
電気というのは、 電荷、つまり電子が動くことで生まれる現象です。
これはもう、大前提。
一方で磁石のまわりには、 磁界と呼ばれる
目には見えない力の空間が広がっています。
では、このふたつがどうつながるのか。
順番に見ていきましょう。
コイルが、ただ磁界の中に置かれているだけなら、実は何も起きません。
でもそこに、磁石を近づけたり、遠ざけたり、向きを変えたりすると話が変わります。
磁界の状態が変化すると、その中にあるコイル内部の電子が、押されたり、引っ張られたりするような影響を受けるんです。
その結果、電子たちが一斉に動き出す。
これが、 電流が流れた瞬間です。
ポイントは、電子が勝手に動いているわけではない、ということ。
磁界の変化が、電子にとっての「動け」という合図になっている
そんなイメージです。
たとえるなら、磁界の変化が 電子の背中をグッと押すような感じ。
押されれば動く。
引っ張られても動く。
結果として、流れが生まれる。
つまり、 電磁誘導とは「磁界の変化によって、電子が動かされる現象」
と言い換えてもいいわけですね。
磁界が変化すると、その影響でコイル内の電子が動き出し、その電子の動きが電流として現れる──これが電磁誘導の核心です。
電磁誘導で生まれる電気には、ほかの発電方法にはない独特の強みがあります。
「磁石を動かすだけで電気ができる」
このシンプルさが、実はかなりの武器なんですね。
ここでは、電磁誘導の電気が持つ代表的なメリットを、3つに分けて見ていきましょう。
電磁誘導の最大の特徴は、化学反応や燃料を使わないことです。
必要なのは、磁石とコイル、そして「動き」。
つまり、外から電気を持ってこなくても、その場で電気を生み出せる仕組みなんですね。
動きさえあれば電気を作れるという自由度の高さ
これが、発電所から自転車のライトまで、幅広く使われている理由です。
実用面では、かなり大きなメリットです。
電磁誘導は、運動エネルギーを直接電気に変える仕組み。
途中で複雑な工程を挟まないため、エネルギーのロスが比較的少ないのが特徴です。
この一直線な流れが、 発電効率の高さにつながっています。
だからこそ、発電所のような大規模設備でも、この方式が選ばれ続けているわけですね。
電磁誘導で発生する電気は、仕組みを理解すれば制御がとても簡単です。
動きと出力が、直感的につながっているんです。
しかも、火を使わず、危険な薬品も不要。
設計次第で高い安全性を確保できます。
この扱いやすさが、家電や交通機関、ワイヤレス充電のような身近な技術にも
応用されている理由です。
電磁誘導の電気は、燃料不要・高効率・安全性という強みを持ち、動きをそのまま電力に変える実用性の高い発電方式です。
電磁誘導で電流が流れるのはよ、「磁界の変化がコイルの中の電子を動かしてくれるから」なんだぜ!だから磁石の動きが加わると、電気がビリビリ生まれるってわけだ、覚えとけよ!
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