

アルカリ電池って、いったいどのくらい持つのでしょうか。「何時間使えるの?」と聞かれると、ちょっと答えにくいですよね。実は寿命は、使い方によって大きく変わります。
さらに「大容量」と書いてある製品もありますが、その意味もきちんと理解しておきたいところです。今回はアルカリ電池の寿命と容量の目安を、数字の見方も含めて整理していきましょう。
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まず大前提として、電池の寿命は「時間」で一律に決まるわけではありません。なぜなら、流す電流(A)によって持ち時間が変わるからです。
たとえば単3アルカリ電池の場合、容量の目安はおよそ2000~3000mAh程度とされています(条件による差あり)。
計算の基本はこうです。
使用時間(h)=容量(mAh)÷電流(mA)
たとえば100mA流す機器なら、
2000mAh ÷ 100mA = 約20時間
という目安になります。
寿命は「流す電流の大きさ」で決まるのです。
小電流のリモコンや時計なら長持ちしますが、モーターを使うおもちゃでは消耗が早くなります。ここが一番のポイントですね。
アルカリ電池の寿命は、流す電流によって大きく変わるのです!
「大容量」と表示されている製品もあります。では、その基準は何でしょうか。
一般的な単3アルカリ電池の容量目安は、
──このくらいがひとつの目安です。
ただし注意が必要です。容量は放電条件によって変わります。小電流でゆっくり使えば容量は大きくなり、大電流では実効容量は小さくなります。
容量は「理想値」ではなく「条件つきの値」なのです。
つまり、同じ電池でも使い方次第で持ち時間は大きく変わります。「大容量=どんな使い方でも長持ち」というわけではないのですね。
大容量とはmAhが大きいことですが、使い方で実力は変わるのです!
アルカリ電池は、放電中は比較的安定した電圧特性を示します。しかし終盤になると急激に電圧が下がります。
その理由は、材料の消耗と内部抵抗の増加です。
──この流れです。
寿命の終わりは、電圧の急低下として現れるのです。
だから「さっきまで動いていたのに急に止まった」と感じることが起きます。実際には、少しずつ限界に近づいていたのですね。
アルカリ電池は終盤で急に弱くなる特性を持つのです!
ここまでで、アルカリ電池の寿命と容量の目安を整理してきました。時間は固定ではなく、条件で決まります。
まとめると──
──以上3点が基本です。
そして覚えておきたいのは、電池の寿命は「時間」ではなく「電流とのバランス」で決まるということ。容量の数字だけでなく、どんな機器で使うのかまで考えると、本当の持ち時間が見えてきます。数字の意味を理解することが、電池を上手に使う第一歩になるのですね。
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