生体電流の源「ミトコンドリア」とは何か|起源は生物!?

生体電流の源「ミトコンドリア」とは

ミトコンドリアは細胞の中でエネルギーを生み出す小器官で、生体電流の元となるATPを合成している。ATPの生産に伴い、イオンの移動や電位差が生じることで電気活動が発生する。つまり、ミトコンドリアは電気活動のエネルギー源となっている。

生体電流の源「ミトコンドリア」とは何か
―起源は生物!?

「生体電流が体の中を流れてる」って話をすると、こんな疑問が湧いてきませんか?


「じゃあ、その電気って…どこから来てるの?」と。


実はこの体内の電気活動、深く関わっているのがミトコンドリアという小さな器官なんです。しかもこのミトコンドリア、元をたどると「もともとは別の生き物」だったって説もあります。


このページでは、生体電流の源ともいえるミトコンドリアの正体と、その驚きの起源について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!



ミトコンドリアは「電気の発電所」!

ミトコンドリアは、私たちの細胞の中にある小さな構造体(細胞小器官)で、別名「細胞の発電所」とも呼ばれています。


というのも、


ミトコンドリアは栄養を分解して、ATP(アデノシン三リン酸)という“エネルギー通貨”を作り出す役目


をしてるんです。


このATPを使って、私たちの体は神経の電気信号を出したり、筋肉を動かしたりしています。つまり、


生体電流のエネルギー源=ミトコンドリアのはたらき


ってことなんですね!


ミトコンドリア、実は“元・細菌”?

ここからがビックリの話!


実は、ミトコンドリアはもともと「自由に生きてた細菌」だった、という説があります。これは細胞内共生説と呼ばれる学説で、こんなふうに説明されています。


  • 昔々、別の生物(細菌)が酸素を使ってエネルギーを作っていた
  • それを原始的な細胞が取り込んだ
  • いつしか“共生”するようになり、今のミトコンドリアに!


証拠として、ミトコンドリアは独自のDNAを持っていて、増えるときも勝手に自分で分裂するんです。まるで自分の意志があるみたい…!


ミトコンドリアが元気=体も元気

ミトコンドリアがちゃんと働いてくれるおかげで、私たちは電気を生み出せて、体も心もシャキッと動けます。


逆に、ミトコンドリアのはたらきが弱まると…


  • 疲れやすい
  • 集中力が落ちる
  • 代謝が下がる


といった不調につながることも。


健康や美容の観点からも、ミトコンドリアを元気に保つこと=生体電流を活性化するカギなんです!


ミトコンドリア?そいつは体内発電のエースだ!しかも昔は自由に生きてたバリバリの細菌様!?今じゃ体の中でセッセと電気エネルギー作ってくれてるってんだから、敬意を払えよな!