雷が紫色になるのはなぜ?

雷が紫色になる理由

雷が紫色に見えるのは、空気中の窒素や酸素が特定の波長の光を発するからである。特に湿度が高く、放電が強くない場合に紫色が目立ちやすい。プラズマによる発光の色は環境に大きく左右される。

雷が紫色になるのはなぜ?

紫がかった稲妻(高湿度の嵐空)


雷といえば、白っぽくピカッと光るイメージ。
でも、空を見上げていると、「あれ? 今の雷、ちょっと紫っぽくなかった?」
そんな瞬間、たまにありますよね。


なんだか神秘的で、同時にちょっと怖さも増す色合い。
でもこれ、オカルトでも異常現象でもありません。
ちゃんとした物理的な理由があるんです。


ざっくり言ってしまうと、 雷が紫に見えるかどうかは「空気の状態」と「光の波長」、そして「見る条件」の組み合わせで決まる、という仕組み。


雷そのものが特別な色に変身しているわけではなく、私たちの目に届くまでの過程で、色の見え方が変わっているんですね。


このページでは、 なぜ雷が紫色に見えることがあるのかについて、光の性質、空気中の成分、湿度やチリの影響、さらには見る角度や距離といった要素も交えながら、できるだけ噛み砕いて解説していきます。


「ちょっと不気味だけど、理由を知ると納得できる」
そんな雷の色の話、気楽に読み進めてみてくださいね。



雷の色は「光の波長」で決まる!

そもそも、光にはそれぞれ色=波長があります。
赤・オレンジ・黄色・緑・青・藍・紫。
いわゆる虹の7色ですね。


雷が走る瞬間、空気はとんでもない高温にさらされ、分子がバラバラになってイオン化します。
その結果、空気中の成分が一斉に光を放ち、実はかなり幅広い波長の光が同時に出ているんです。


ただ、人の目にいちばん届きやすいのは、青〜白あたりの光。
だから、普段は「白っぽい雷」に見えることが多い、というわけですね。


ここでポイントになるのが、エネルギーの強さ。
放電のエネルギーが大きくなるほど、より短い波長、つまり紫寄りの光が目立ちやすくなります。


言い換えれば、 雷が紫っぽく見えるときは、エネルギーが非常に高い放電が起きているサイン、ということ。


つまり、雷が紫に見えた場合、 その雷がかなり強力だった、あるいは高い場所や上空で放電していた可能性が高い、そう考えると辻褄が合います。


ちょっと色が違って見えただけ。
でもその裏側では、いつも以上に激しい電気のやり取りが起きている。
雷の色、なかなか奥が深いですよね。


空気や水分がフィルターになる

空のコンディションも、雷の色にしっかり影響します。
雷そのものが同じでも、 光が通ってくる空気の状態が違えば、見え方は変わるんですね。


たとえば、こんな状況。


  • 湿度が高い(空気中の水分が多い)
  • 霧や雨で空気が濁っている
  • 高いところで雷が発生している


こういう条件がそろうと、雷の光はまっすぐ目に届かず、途中で散乱しやすくなります。


その結果、白っぽい光の成分が弱まり、 青や紫寄りの色だけが目立つ
だから「紫っぽい雷」に見えることがあるんです。


夕日との類似

この仕組み、実は夕日とちょっと似ています。
夕方、太陽が赤く見えるのも、空気中の水分やチリが光をふるいにかけているから。
短い波長や長い波長が削られて、特定の色だけが強調されるわけですね。


言い換えれば、 空気は雷の色をそのまま伝えるのではなく、「光のフィルター」として働き、紫や青系の波長を強調することがある、ということ。


つまり、紫っぽく見える雷は、雷の強さだけでなく、 そのときの空の状態が作り出した演出でもある。
そう考えると、空を見上げるのが少し楽しくなりますね。


紫=ヤバい雷といわれる理由

紫色に見える稲妻(海上に走る落雷の光)

紫色に見える稲妻(オーストラリア)
雲内放電や遠方の放電光が雲に反射し、空が面で光って紫寄りに見えることがある。
雨粒や霞による散乱も重なり、稲妻の輪郭が淡く広がる発光として写りやすい。

出典:『Purple Lightning Dee Why (Unsplash)』-Photo by Jeremy Bishop/Wikimedia Commons CC0 1.0


 


紫っぽく光る雷、どこか不気味で、ちょっと身構えてしまいますよね。
実はその感覚、あながち間違いではありません。
見た目の印象だけでなく、科学的にも注意サインになりやすい要素が重なっているんです。


まずは、ポイントを整理してみましょう。


  • エネルギーが強い=電圧が高い
  • 高い場所で起きている=影響範囲が広い
  • 湿気が多い=落雷リスクが高まりやすい


ここからは、それぞれをもう一段だけ噛み砕いていきます。


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エネルギーが強い:電圧が高いサイン

紫寄りに見える雷は、放電エネルギーが非常に大きいケースが多め。
エネルギーが高い=電圧も高い、という関係があるため、一発あたりの破壊力が増しやすくなります。


音が大きく、光も鋭く、「バシッ!」という印象が強い雷。
このタイプは、被害につながりやすいので要注意です。


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高い場所で発生:影響範囲が広がりやすい

紫に見える雷は、雲の上部や高高度での放電が関係していることもあります。


高い位置で起きると、光は遠くまで届きやすく、電気の影響範囲も広がりがち。
「遠くで光っただけ」に見えても、実際はかなりスケールの大きな雷雲が控えている可能性があります。


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湿気が多い:落雷しやすい環境

湿度が高い空気は、雷が発生・維持されやすい環境でもあります。


水分を多く含んだ空気は、電気的にも不安定になりやすく、雷雲が元気な状態をキープしがち。
その結果、対地放電が起きやすくなることも。


 


まとめると、 紫っぽい雷は「強いエネルギー」「広い影響範囲」「不安定な空の状態」が重なって現れやすい、警戒度高めのサイン、という整理になります。


見た目がきれいでも、写真を撮りたくなっても、このタイプの雷が見えたら無理はしない。 屋内へ避難する高い場所を避ける、そんな基本行動を、ちょっとだけ意識しておくと安心ですよ。


雷が紫に見えるのはよォ、電気のエネルギーがバカ高ぇか、空気の湿気で光が散ってんだよ!つまりよ、紫の雷見えたら「おいおい今日はマジで危ねぇな…」って思っとけ!見た目キレイでも、自然ナメたら痛い目見るぜ?