インドってIT大国だし、経済もグングン成長中。そんなイメージありませんか？
でも実は今、「電気が足りない！」という大問題に直面してるんです。

 

しかもそれは一部の地域だけじゃなく、全国的に広がってるというから深刻。とくに2025年の夏は、電力不足が"過去イチ"とも言えるほど厳しい状況に…。

 

このページでは、インドの電力不足は本当にやばいのか？そしてその原因は何なのか？を、わかりやすくかみ砕いて解説していきます！

 

 

夏になると「電気が足りない」が恒例に！？

インドでは毎年夏になると電力需要が急上昇します。2025年も例外じゃなく、5月〜6月には

 

夕方から夜にかけて最大20ギガワット（GW）の電力不足が起こる

 

と予測されてるんです。

 

なぜかというと、

 

• 昼間に活躍する太陽光発電が、夕方には使えなくなる
• ちょうどその時間帯にエアコンや産業活動で電力需要がピークに

 

つまり、「電気が欲しい時間に、作れない」って構図になっちゃってるんですね。

 

水力ダウン、石炭頼み…エネルギーの偏りも原因

インドの電力供給には水力発電も重要な役割を担ってきました。でも近年は雨が少なくて、水不足。

 

その影響で、水力発電の出力が落ち込み、代わりに石炭火力発電に頼るようになってきました。

 

でもこれがまた問題で…

 

• 石炭の供給が間に合わない（輸送トラブルや在庫不足）
• CO₂が大量に出て、環境負荷が高い

 

つまり、「エコじゃない上に、安定もしない」っていうジレンマ状態になってるんです。

 

都市によって事情がぜんぜん違う！

インドの電力問題は、地域差も大きいんです。

 

たとえば、ノイダやガジアバードといった都市部では、

 

• 送電網が古くてボロボロ：しょっちゅう停電
• 産業にも大打撃：工場が止まる→経済活動に影響

 

一方、デリーでは南アジア最大の蓄電池（20MW）が導入されていて、ピーク時の電力をちょっとずつ補ってるなど、対策が進んでる地域もあるんです。

 

未来はもっと大変に…！

インドの電力需要は年に6％以上のペースで増加中。このままいくと2027年には、夕方のピークタイムに最大40GWもの供給不足が予想されています。

 

もちろん、政府も手を打っていて…

 

• 再生可能エネルギーの推進：2025年3月には、発電の約46％が非化石燃料に！
• スマートグリッドや蓄電システムの導入

 

…とはいえ、まだ再エネの安定性や蓄電技術の未成熟など、課題は山積みなんです。