
雷って、空の上でゴロゴロ鳴ってるだけじゃなくて、昔からいろんな国や文化で「神さまのしもべ」として特別に扱われてきたんです。しかもその姿、意外と「動物」にたとえられてきたことが多いんですよ!
たとえば、雷の音を獣の咆哮にたとえたり、稲妻のスピードを猛禽類の動きに重ねたり…。どの動物が「雷の化身」みたいにされてきたのかを見ていくと、その国や時代の自然観や信仰も見えてきておもしろいんです。
このページでは、「雷を司る」とされてきた代表的な動物たちと、その由来や背景にある神話や民間信仰について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!
雷の動物といえば、まずトラ!中国の神話では「雷公(らいこう)」という雷神がいて、その力強さや鳴き声が虎の咆哮と重ねられてたんです。
日本でも「雷鳴=虎のうなり声」ととらえられていて、雷神の鼓に虎の皮が使われているという伝説も。まさに強さと恐れの象徴って感じですね!
雷って空で起こるものでしょ?だから空を飛ぶ鳥たちも、しばしば雷と結びつけられてきたんです。
「高く空を飛ぶ力」=「雷を操る力」とされてたってわけです。
龍と雷のイメージって、セットで出てくることが多いですよね。中国や日本では、雷は龍神が空を飛ぶときに鳴る音だと思われてました。
長くうねる稲妻のカタチ=龍や蛇の体の形って考えたら、すごくイメージ湧きやすいですよね。
蛇もまた、雨や水、雷をもたらす存在として信仰されてきた動物。雷とセットで崇められることが多いんです。
トラもカラスも龍もよォ、オレさま雷神の使いってワケよ!雷のド派手なドゴーン!って音も、ビリビリの稲妻もなァ、こいつらの姿や鳴き声になぞらえて人間どもが恐れたり、拝んだりしてたんだぜ!ま、オレの力のスゴさが動物にまで染み出してるってことだな!