帯電と静電気の違いは?

ふとした時に「バチッ!」とくる、あの静電気。服を脱いだ時や、毛布をめくった時、ドアノブに手を近づけた時なんかに起こるやつ。でも、よく「静電気」と似たような言葉で帯電(たいでん)って言葉も聞くこと、ありませんか?

 

「静電気は知ってるけど、帯電ってなに?」「この2つってどう違うの?」って疑問に感じる人、結構多いと思います。

 

実はこの2つ、関係は深いけど、「電気がたまった状態」と「その電気によって起きる現象」という違いがあるんです!

 

このページでは、帯電と静電気の違いは「電気がたまってる状態」か「電気が飛び出す現象」かの違いだということを、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

まず「帯電」ってなに?

帯電(たいでん)とは、モノや体の表面に電気(電荷)がたまっている状態のことをいいます。

 

たとえば、髪をプラスチックの下じきでこすった時。下じきの表面に電気がたまる=これが「帯電」です。

 

そしてたまる電気の種類も大きく2つ。

 

  1. プラスの電気(正の電荷)
  2. マイナスの電気(負の電荷)

 

帯電したモノは、他のモノに触れると電気を放出することがあります。その時に起こるのが、次の「静電気」なんです。

 

じゃあ「静電気」って?

静電気とは、たまっていた電気が一気に放電される現象のこと。

 

たとえば…

 

帯電していた服を脱いだときに「パチッ」となる=これが静電気!

 

つまり、

 

  • 帯電 : 電気がたまった状態
  • 静電気 : 電気が飛び出して起こる現象

 

…というように、「原因」と「結果」の関係にあるんですね。

 

実はこんなにある!静電気の例

帯電したモノが放電することで、いろんな静電気の現象が起こります。身近な例を見てみましょう!

 

  • ドアノブに触って「バチッ」:体にたまっていた電気が一気に金属に流れた
  • セーターを脱ぐとき「パチパチッ」:衣類どうしがこすれて帯電、そこから放電
  • 髪の毛が逆立つ:帯電してる下じきが髪を引き寄せてる(クーロン力)
  • ホコリが吸い寄せられる:プラスとマイナスの電気が引き合ってくっつく

 

静電気は、身近にある現象だけど、しっかりと物理的な仕組みがあるんですね。

 

帯電と静電気の違いってのはよ、「電気がたまってる状態」か「その電気が飛び出す瞬間の現象」かってことなんだぜ!どっちも電気の仕業だけど、役割がちゃんと分かれてるって知ると、ちょっと賢くなった気がするだろ?