

アルカリ電池がまだ使えるのか、それとも交換どきなのか。見た目ではわかりませんよね。「なんとなく弱い気がする」で捨ててしまうのは、ちょっともったいない。
そんなときに役立つのがテスター(マルチメーター)です。電圧を測れば、ある程度の残量の目安がわかります。ただし、正しい測り方を知らないと誤解してしまうこともあります。今回はアルカリ電池の残量確認方法を、テスターの使い方とあわせて整理していきましょう。
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アルカリ電池の残量を調べるもっともシンプルな方法は、直流電圧(DCV)を測ることです。
手順は次のとおりです。
──これで電圧が表示されます。
新品の単3アルカリ電池なら約1.55~1.65V程度を示すことが多いです。1.3V台ならまだ使えることが多く、1.0V前後になると交換目安です。
まずは「無負荷電圧」を測るのが基本なのです。
ただしここで注意。テスターで測るだけでは、本当の実力はわかりません。なぜなら負荷がかかっていないからです。
テスターはDCVに設定し、まずは電圧を確認するのが基本です!
電池は、つないだ瞬間に電圧が少し下がります。これは内部抵抗による電圧降下です。
そこでおすすめなのが、簡単な負荷をかけて測る方法です。
たとえば数百オーム程度の抵抗や小さな豆電球を電池につなぎ、その状態で電圧を測ります。
──こんな見方ができます。
負荷をかけたときの電圧こそ、実際の使い心地に近い値なのです。
無負荷では1.4Vあっても、負荷をかけたら一気に1.0Vに落ちることがあります。これは内部抵抗が大きくなっているサイン。数字の裏にある仕組みまで見ることが大切ですね。
負荷をかけて測ると、より現実的な残量がわかります!
では、具体的にどのくらいが残量の目安なのでしょうか。一般的な単3アルカリ電池の場合、次のように考えられます。
──このイメージです。
時計やリモコンのような小電流機器なら、1.1Vでも動くことがあります。一方、モーターを使う機器では1.2Vでも力不足になることがあります。
残量は「電圧」と「使う機器」の両方で判断するのです。
また、ショートさせて確認するのは絶対にNGです。大電流が流れ、発熱や液漏れの原因になります。安全第一で測定しましょう。
電圧の数字だけでなく、用途も考えて残量を判断するのです!
ここまでで、アルカリ電池の残量確認方法を整理してきました。テスターを使えば、感覚ではなく数値で判断できます。
まとめると──
──以上3点が基本です。
そして覚えておきたいのは、残量確認は「電圧を見る」だけでなく「電圧の下がり方を見る」ことが大切だということ。内部抵抗の増加まで意識できれば、電池の状態がより正確にわかります。テスターを上手に使えるようになると、電池との付き合い方が一段レベルアップするのですね。
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