

ニュースでよく耳にする全固体電池。そして、家庭用や非常用電源などで使われる蓄電池。どちらも「電気をためるもの」というイメージがありますが、実はこの2つ、比べ方そのものが少し違います。
というのも、「蓄電池」は広い意味の言葉で、「全固体電池」はその中に含まれる可能性がある特定のタイプだからです。まずは言葉の整理から始めていきましょう。
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蓄電池とは、電気をためて、くり返し使える電池の総称です。専門的には二次電池とも呼ばれます。
たとえば、次のような電池が蓄電池にあたります。
──このように、蓄電池は「充電できる電池」の大きなグループ名なのです。
ここで混同しやすいのが、乾電池との違いです。乾電池は基本的に一次電池で、充電できません。だから蓄電池には含まれません。
つまり、蓄電池=充電できる電池全体という広い意味を持つ言葉なのです。
全固体電池は、電池の中の電解質を液体ではなく固体にした電池です。
現在主流のリチウムイオン電池では、電解質は液体です。この液体の中をイオンが動くことで、充電と放電が起こります。
一方、全固体電池ではその電解質が固体材料になっています。
液体電解質はイオンが動きやすい反面、燃えやすいものもあります。そのため、強い衝撃や過充電が重なると発火リスクが生じることがあります。
固体にすることで、安全性を高めたり、理論上はエネルギー密度を向上させたりできると期待されています。
つまり、全固体電池は構造の特徴を表した名前なのです。
ここまでを整理すると、比べ方の軸が違うことがわかります。
「蓄電池」は役割や機能に注目した呼び名。
「全固体電池」は内部構造に注目した呼び名。
つまり、全固体電池は蓄電池の一種になり得るのです。
現在広く使われている蓄電池は、リチウムイオン電池や鉛蓄電池などです。
全固体電池は、まだ研究・開発が進んでいる段階ですが、将来的には新しいタイプの蓄電池として実用化が期待されています。
つまり、蓄電池は大きなグループ名、全固体電池はその中に入る可能性がある次世代タイプという関係です。
ここまでで、全固体電池と蓄電池の違いが整理できました。
まとめると──
同じように聞こえる言葉でも、意味の広さがまったく違います。蓄電池は大きなカテゴリーであり、全固体電池はその中に含まれる可能性のある技術なのです。この関係を理解しておけば、電池に関する話題もスッキリ整理できますね。
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