

乾電池を2本、3本とつなぐとき、「どうつなぐか」で電気の出方が変わるって知っていましたか?ただ数を増やせば強くなる──という単純な話ではないのです。ポイントになるのは直列つなぎと並列つなぎの違い。
それぞれで、電圧や使える時間が変わってきます。仕組みを知っておけば、なぜおもちゃや懐中電灯に電池が何本も入っているのか、その理由も見えてきますよ。今回は、乾電池のつなぎ方の違いを、かみ砕いて整理していきましょう。
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まずは直列つなぎから見ていきます。直列とは、「+と-を順番につないでいく方法」のことです。1本目の+と2本目の-をつなぐ、というように、電池を一列に並べるイメージですね。
たとえば1.5Vの乾電池を2本直列につなぐと、どうなるでしょうか。答えは、1.5V+1.5V=3.0V。電圧が足し算されるのです。
電圧は「電気を押し出す力」。直列につなぐと、その力が順番に重なります。
──こんなイメージです。
直列つなぎは「電圧を上げたいとき」に使う方法なのです。
だからこそ、モーターを回すおもちゃや懐中電灯では、電池を縦に何本も入れる構造になっているのですね。
直列つなぎは電圧を足し算すると覚えておきましょう!
次は並列つなぎです。並列とは、「+どうし、-どうしをそれぞれつなぐ方法」。横に並べてつなぐイメージです。
ここで大事なのは、並列では電圧は変わらないということ。1.5Vの電池を2本並列につないでも、電圧は1.5Vのままです。
増えるのは、流せる電気の量、つまり「容量」です。
──こうした特徴があります。
並列つなぎは「同じ電圧で長く使いたいとき」に向いているのです。
ただし注意もあります。残量が大きく違う電池を並列につなぐと、電池どうしで電気が流れてしまい、発熱やトラブルの原因になることもあるのです。
並列つなぎは長持ちさせたいときに使う方法です!
では、直列と並列、どちらがよいのでしょうか。答えは「目的しだい」です。
たとえば、
──こうした目的によって、選び方が変わります。
実は、直列と並列を組み合わせることもあります。たとえば、2本を直列にして3Vを作り、それをさらに並列につなぐ、といった方法です。こうすれば「電圧も確保しつつ長持ち」させることができます。
つなぎ方は、電気の性質をコントロールする工夫なのです。
仕組みを知れば、電池ケースの形にもちゃんと意味があることが分かりますね。
目的に合わせてつなぎ方を選ぶことが大切です!
ここまでで、乾電池の直列つなぎと並列つなぎの違いを見てきました。どちらも「本数を増やす」という点では同じですが、結果はまったく違うというのが面白いところです。
まとめると──
──以上3点が基本になります。
電池のつなぎ方は、ただの並べ方ではありません。電圧を上げるのか、それとも長く使うのか。そのねらいによって選び方が変わります。直列と並列の違いを理解すれば、電気の流れ方を自分で考えられるようになるのです。仕組みを知ると、身のまわりの道具の見え方もきっと変わってきますよ。
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