

潮力発電は、自然のリズムを利用して電気をつくる方法です。
けれども、発電方法として広く使われるためには「どれくらい発電できるのか」「お金はどのくらいかかるのか」という視点も大切になります。
つまり、技術だけでなく経済性も大きなポイント。
ここでは、発電量やコスト、そして採算性について順番に見ていきましょう。
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まず気になるのは発電量です。
潮力発電は、干満差が大きい場所ほど多くのエネルギーを取り出せます。
たとえばフランスのランス潮力発電所は、最大出力が約24万キロワットあります。
これはおよそ数十万世帯分の電力に相当する規模です。
しかも潮の満ち引きは規則的なので、発電量を事前に予測できるという強みがあります。
自然条件が合えば安定した発電が可能なのです。
潮の差が大きい地域では、予測しやすく安定した発電ができるのです!
一方で、コストの問題もあります。
潮力発電では海をせき止める堤防や大きなタービンが必要になるため、建設費が高くなりやすいのです。
しかも海水は塩分を含んでいるため、設備がさびやすく、定期的なメンテナンスも欠かせません。
そのため、初期費用は大きいものの、燃料費がほとんどかからないという特徴があります。
つまり
──このようなバランスになります。
最初に多く投資し、その後ゆっくり回収するタイプの発電方法といえるでしょう。
初期費用は大きいですが、長期運用でコストを回収していく発電方法なのです!
では、ほかの発電方法と比べるとどうでしょうか。
火力発電は建設費が比較的安い一方で、燃料費がかかり続けます。
太陽光や風力は設置しやすいですが、天候に左右されます。
それに対して潮力発電は、設置できる場所は限られるものの、発電量を正確に予測できるという強みがあります。
つまり、
場所さえ適していれば長期的には安定した採算が期待できるのです。
逆に言えば、干満差が小さい地域では効率が下がり、採算が難しくなります。
適した場所では長期的な安定収益が見込めますが、立地条件が大きなカギになるのです!
潮力発電の経済性は、「発電量の安定性」と「初期投資の大きさ」のバランスで決まります。
燃料を必要としないため運用コストは抑えられますが、建設費は高めです。
だからこそ、干満差の大きい地域で長期間運転することが、採算を取るためのポイントになるのです。
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