電気の実用化っていつ始まったの?

ビルの明かりが夜空を照らし、街中の電車や信号がリズムよく動く。スマホひとつで世界中とつながれる現代の暮らし。そのどれもが、電気のチカラで動いています。でもふと疑問に思いませんか?

 

「電気の実用化って、いつから始まったの?」

 

科学者たちの発見から、街の明かりが灯るまでには、思った以上に長い年月がかかっているんです。このページでは、電気の実用化がいつ、どのように始まり、どう広がっていったのかを、時代ごとにわかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

19世紀以前:電気は「謎の力」だった

実用化の前に、まずは電気の正体探しからスタートしました。17〜18世紀ごろは、電気は「不思議な力」として興味を集めていたんです。

 

  • 1752年ベンジャミン・フランクリンが雷が電気であることを証明
  • 1800年アレッサンドロ・ボルタ世界初の電池(ボルタ電堆)を発明
  • 1820年代〜30年代ファラデー電磁誘導(発電の原理)を発見

 

このあたりまでは、「電気って面白い!」っていう科学の実験段階。でもまだ人々の暮らしとは無縁でした。

 

19世紀後半:ついに「使える電気」へ!

実用化の本格的スタートは、19世紀後半から。電気を生活に役立てる技術がぐんぐん進んだんです!

 

  • 1878年:パリで電灯の街路灯が初めて設置
  • 1879年トーマス・エジソン長時間点灯する白熱電球を開発
  • 1882年世界初の商用発電所(アメリカ・ニューヨークのパールストリート発電所)が稼働

 

ここでようやく、「電気のある暮らし」が動き出します。特に電灯の普及が大きな第一歩。夜でも明るい生活が当たり前になり始めたんですね。

 

20世紀:家庭にどんどん広がる電気の力

20世紀前半〜中盤になると、発電や配電の仕組みが整い、電気が工場から家庭へと広がっていきます。

 

  • 1900年代:ヨーロッパやアメリカで一般家庭への電力供給が始まる
  • 1920年代電灯・ラジオ・扇風機など、家庭用電化製品が登場
  • 1950年代以降テレビ・冷蔵庫・洗濯機が「三種の神器」として定着

 

この頃にはもう、電気なしでは生活が回らない時代に突入。電気は贅沢品から生活インフラへと変化していったんです。

 

電気の実用化ってのはよ、科学者の発見から発電所の設置、そして家庭への普及っていう長いプロセスを経て、やっと今の俺たちの生活につながってるんだぜ。コンセントの向こうには、100年以上の熱いドラマが詰まってるってわけだ、覚えとけよ!