
「パチッと光って一瞬で消える、でもそこにすごいエネルギーがある」
そんな現象を見たこと、感じたことありませんか?
それこそが放電(ほうでん)。雷や静電気のパチッも、実はすべて放電なんです。
でも、そもそもなんで「電気が放たれる」なんてことが起きるの?という疑問も浮かぶと思います。そこには、電気ならではの力加減と、自然界のバランスをとる仕組みが深く関係しているんです。
このページでは、放電がなぜ起こるのか、その仕組みを超絶わかりやすくかみ砕いて解説していきます!
放電とは、簡単に言うとたまりすぎた電気が、一気に外に流れ出すことです。
たとえば、風船を髪の毛にこすったあと、「バチッ!」って音と一緒に痛みが走ることがありますよね?
あれは体にたまっていた静電気が一気に流れ出すことで起きる、立派な「放電」なんです。
放電が起こるときには、たいていプラスとマイナスの電気に大きな差(電位差)がある状態になっています。その差を埋めるために、電気がバッと飛び出して、バランスを取ろうとするんですね。
ここでカギになるのが、「空気は本来、電気を通さない」ってこと。
でも、あまりにも強い電圧(電位の差)がかかると、空気中の分子が壊れて電子が飛び回るようになります。
この状態を「空気が壊れて導体になる」って言ったりします。
この瞬間、バチッと電気が通れる道ができて、電気が一気に流れ出す。それが「放電」なんです!
つまり放電は、
という流れの現象なんですね。
実は「放電」っていっても、種類はいろいろあるんです。ちょっとだけ代表的なものを紹介しますね。
こんな感じで、放電の種類によって、見た目や起こり方が全然ちがうんです。
放電には、いい面と悪い面、両方あるんです。
危険な面としては、雷や電気のショート、静電気による電子機器の破壊など…。とくに高電圧の放電は、命に関わることもあるので注意が必要です。
でも一方で、蛍光灯やネオン看板、コピー機などにも放電の仕組みが使われていて、便利な技術でもあるんです。
だから、うまく使えば放電は「電気をコントロールするカギ」にもなるってことなんですね!
放電ってのはよ、たまりすぎた電気が一気に流れ出す現象で、「空気に道をこじ開けて」電気が走るってことなんだぜ!雷も静電気もネオンも、みんな放電の仲間だったってのは驚きだな。身近な「パチッ!」の裏には、自然のとんでもねぇ力がひそんでるんだ!