光と音から雷との距離を測る計算|ピカッと光ってから何秒?

雷との距離を測る計算

雷の光を見てから音が聞こえるまでの秒数を3で割ると、おおよその距離(km)がわかる。これは音が約340m/sで進むことを利用した簡易的な方法である。たとえば5秒後に音が聞こえたなら、雷は約1.7km先にある。

光と音から雷との距離を測る計算|ピカッと光ってから何秒?

雷がピカッと光って、そのあとに少し遅れて「ゴロゴロ……」と音が聞こえる。
この流れ、見たことも聞いたこともありますよね。


実はこの「光ってから音が鳴るまでの間」、ただの演出じゃありません。
ここに、雷との距離を読み解くヒントがぎゅっと詰まっているんです。


光は一瞬で目に届くのに対して、音は空気の中をゆっくり進みます。
だからこそ生まれる、このタイムラグ。
ちょっとした自然の仕組み、ですね。


つまり、雷が光ってから音が聞こえるまでの時間を測れば、「雷がどれくらい近くにあるのか」をざっくり知ることができる、というわけです。


このページでは、雷の「光」と「音」のズレに注目して、雷までの距離を簡単に見積もる方法を解説していきます。


難しい計算や専門知識は不要。
感覚的に「今どのくらい近いか」がわかる、そんな実用的な考え方を、できるだけやさしく、噛み砕いてお話ししますね。


「今の雷、まだ余裕?それとも危ない?」
その判断の助けになる内容ですので、気軽な気持ちで、続きも読んでみてください。



光と音の速度差を知っておこう

稲妻の光と雷鳴の時間差で距離を測る図解

稲妻の光と雷鳴の時間差で距離を測る図解
光はほぼ瞬時に届く一方、音はゆっくり伝わる。
光ってから鳴るまでの秒数を数え、距離を概算する(目安:秒数÷3=km)。

出典:『Thunder diagram』-Photo by Kenoorani/Wikimedia Commons Public domain


 


本題に入る前に、まずは物理の基本を、さくっとおさらいしておきましょう。


雷が光る瞬間音が鳴る瞬間
実はこのふたつ、現象としては同時に起きています。


それなのに、「ピカッ!」のあとに、少し間を置いて「ゴロゴロ……」と聞こえる。
不思議ですよね。


その理由は、とてもシンプル。 光のほうが、音よりも圧倒的に速いからです。


  • :秒速およそ30万km(ほぼ瞬間的に目に届く)
  • :秒速およそ340m(1秒で100mちょっと)


この差、桁が違います。
光は一瞬で届くのに対して、音は空気を押しのけながら、ゆっくり進む。
このスピード差こそが、あの「間」の正体です。


要するに、雷までの距離が遠いほど、音がこちらに届くまでの時間が長くなる、という仕組みなんですね。


だからこそ、光ってから音がするまでの時間を数えることで、「雷がどのくらい離れているか」を推測できるわけです。


「ピカッ」から「ゴロゴロ」まで何秒?

では、実際にどうやって雷までの距離を知るのか。
ここからが本題です。


やり方は、とてもシンプル。
雷がピカッと光った瞬間から、 ゴロゴロ…と音が聞こえるまでの秒数を数えるだけ。


計算の基本は、こちらです。


「光ってからの秒数 × 340」= 雷までのおおよその距離(メートル)


音は1秒で約340メートル進むので、そのまま掛け算すれば距離が出る、というわけですね。


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計算が面倒…という場合は

ただし、毎回「340×秒数」なんて計算するのは、ちょっと面倒。
雷が鳴っている状況なら、なおさらです。


そこで覚えておきたいのが、 もっとざっくりした目安


光ってから3秒=約1km
この感覚でOKです。


たとえば


  • 3秒なら約1km
  • 6秒なら約2km
  • 9秒なら約3km


こんな感じで、頭の中で簡単に距離感がつかめます。


よく、 10秒以上あれば比較的安全圏
と言われることもありますが、油断は禁物。


音が聞こえた時点で、雷はすでに危険圏内
これくらい慎重に考えておくのが、いちばん安全です。


まとめると、光ってから音までの時間は、「今どれくらい近いか」を教えてくれる大事なサイン。
秒数を意識するだけで、雷との距離が一気に現実的になります。


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スマホでも計測できる?

さらにいえば最近はスマホでも雷までの距離は測れます


最近では、 雷のタイムラグを測定する専用アプリも登場していて、使い方はとても直感的。


雷がピカッと光った瞬間に一度タップ。
そしてゴロゴロ…と音が聞こえた瞬間に、もう一度タップ。
それだけで、雷までのおおよその距離を自動で計算してくれる仕組みです。


秒数を数える必要もなければ、計算を頭の中でする必要もなし。
なかなか頼れる存在ですね。


特に、雨が強いときや、雷が連続して光っているときは、正確に数えるのが意外と難しいもの。
そんなときは無理をせず、 便利な道具に頼るのも大切です。
手動計測とアプリ、状況に応じて使い分けてみてくださいね。


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秒数と距離の対応表

光ってからの秒数 雷までのおおよその距離 危険度 状況の目安・取るべき行動
0〜2秒 約0〜700m 極めて高い(非常に危険) ほぼ真上または至近距離。直ちに安全な屋内や車内へ避難が必要。
3〜5秒 約1〜2km 非常に高い すでに危険圏内。屋外活動は即中止し、避難を最優先。
6〜10秒 約2〜3km 高い 雷が接近中。いつ落雷してもおかしくない距離。
11〜15秒 約3〜5km 注意が必要 雷雲が近づいている段階。早めの避難判断が重要。
16〜20秒 約5〜7km やや注意 遠雷の状態だが、風向き次第で急接近する可能性あり。
21秒以上 約7km以上 比較的低い 現時点では切迫していないが、天候の変化を継続的に確認。


「5秒以内」ならすぐ避難を!

もし「ピカッ」と光ったあと、 5秒以内に「ゴロゴロ…」が聞こえたら──
それは、かなり要注意なサインです。


この場合、 雷はおよそ1.5km以内
もう「遠くの出来事」ではありません。


ほぼすぐそばに雷がいる、そう考えて行動するのが正解です。


つまるところ、5秒以内で音が届く雷は、「様子見」ではなく「即行動」が必要な距離感、ということです。


このタイミングで大切なのは、迷わず、ためらわず、身を守る行動を取ること。


そのために覚えておきたい、 基本の雷避けアクションがこちらです。


  • 屋内か車に避難する(建物の中が最優先)
  • 高い木・広場・鉄塔から離れる(雷は高い場所を狙います)
  • 地面にしゃがんで姿勢を低くする(どうしても逃げ場がない場合)


特に屋外にいるときは、「もう少し様子を見よう」が一番危険。 音が聞こえた時点で、雷はもう十分近いと考えてください。


雷は、近づいてからではなく、「近いとわかった瞬間」に避けるもの。
この判断が、身を守る分かれ道になります。


へッ、オレがどこにいるか知りてェって?いいだろう、特別に教えてやる!
ピカッと光ってから3秒ごとに1kmって覚えとけ!
つまりよ、ゴロゴロがすぐ聞こえたら、オレはもうお前の目の前にいるってことだ。油断すんなよ、人間!