雷がギザギザな理由は?

雷って、空にバリバリッと走るとき、まっすぐじゃなくてなんかギザギザしてますよね?まるで空を引っかいたような形…。あれってただの偶然じゃなくて、ちゃんとした理由があるんです!

 

実は、雷がギザギザに見えるのは「空気の中をムラだらけに進むから」なんですよ!

 

このページでは、雷のあのギザギザ模様が生まれる仕組みを、空気の性質や電気の流れ方とからめて、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

雷の道は「最短距離」じゃない?

よく「雷は高いところに落ちやすい」って聞くと思いますが、それってつまり電気が通りやすい道を選んでるってことなんです。

 

でも実は、雷って一発でズドーン!と落ちてるわけじゃなくて、

 

「空気中をジグザグに進みながら、放電の道を探してる」

 

っていうちょっとユニークな動き方をしてるんですよ。

 

空気の中には、水蒸気や塵(ちり)、電気を通しやすい場所・通しにくい場所がバラバラに存在してます。だから、雷は「こっちの方が通れそうかな?いや、やっぱあっちか?」って感じで、何回も進路を変えながら進んでるんです。

 

リーダー放電って知ってる?

雷のギザギザの正体は、このリーダー放電ってやつ。

 

雷が本気の一発を落とす前に、まずは「下見」みたいな放電をしてるんです。これが、

 

  • 空気をちょっとずつイオン化(電気を通しやすくする)
  • 道を確かめるようにジグザグに進む
  • いくつもの枝分かれを作る

 

っていう感じで、ちょこちょこ進んでいく。その結果、雷の光はギザギザに曲がってるように見えるんですね。

 

そして、いいルートが見つかったら…本気の電流がドカーン!と通って、一気に雷が走るんです。

 

空気のムラ+電気の気まぐれ=ギザギザ

雷がギザギザになる理由をまとめると…

 

  • 空気の状態が均一じゃない:ホコリや水分などの影響で、電気の通りやすさがバラバラ
  • 電気は「通りやすい所」を優先:だから進むルートがまっすぐにはならない
  • リーダー放電が枝分かれする:下見の段階でいろんな方向に伸びる

 

つまり、自然界の雷は「まっすぐ進めない=ギザギザになる」のが当たり前なんですね。

 

雷がギザギザしてんのはなァ、空気の中で「どこ行きゃ通りやすいかな~」って電気がウロウロしてっからなんだよ!で、通れそうなとこ見つけたら一気にドカーン!ってな。まっすぐなんて気まぐれな電気には無理な話よ!