電気の持つ4つの性質

電気の性質

電気には「電流が流れる」「電圧で押し出される」「抵抗によって流れにくくなる」「エネルギーとして働く」といった基本的な性質がある。これらの性質が組み合わさって様々な電気現象が起こる。電気回路を学ぶ上での基礎知識となる。

電気の持つ4つの性質

スマホを充電したり、ドライヤーを使ったり、テレビをつけたり…。電気って当たり前すぎて、あらためて「どんな性質があるの?」って聞かれると、ちょっと困っちゃいますよね。


でも実は、電気には私たちの暮らしを支えるために欠かせない4つの性質があるんです。


このページでは、その性質をやさしく説明していきますね。



① 電荷の性質:プラスとマイナスがある

電気の基本中の基本!それが「電気には2種類ある」ってこと。


プラスの電気を持っているのが陽子マイナスの電気を持っているのが電子です。これらが物の中にバランスよくあると安定していますが、どちらかに偏ると静電気になったり、電気が流れたりします。


そして面白いのが…


  • 同じ電気同士は反発し合う(プラスとプラス、マイナスとマイナス)
  • 反対の電気は引き合う(プラスとマイナス)


…というルール。これがクーロン力と呼ばれる、電気の“引っ張ったりはね返したり”する力の正体なんですね。


② 電流の性質:流れることでエネルギーを運べる

電子が動く=電気が流れるというのは、もうおなじみですよね。


この電子の流れを電流って呼びます。電流が流れることで、電球が光ったりモーターが回ったりスマホが充電されたりと、いろんな“仕事”ができるんです。


エネルギーを運ぶ力としての電気。これが私たちの生活を便利にしてくれる最大の特徴です。


③ 電磁の性質:磁力を生む

実は、電気が流れると磁石のような力も発生するんです。


これを電磁誘導電磁気効果といって、発電機やモーター、スピーカーなどに応用されています。電線に電流を流すと、そのまわりに磁場ができるんですよ。


逆に磁石を電線のそばで動かすと電気が生まれるっていう、ちょっと不思議な“逆転現象”もあるんです。まさに電気と磁気は仲良しなんですね。


④ エネルギー変換の性質:熱や光に変わる

電気って、それ自体は目に見えないけど、いろんな形に変えることができるんです。


たとえば…


  • 電気ストーブ:電気 → 熱
  • LEDライト:電気 → 光
  • スピーカー:電気 → 音
  • 電動工具:電気 → 動き(運動エネルギー)


…みたいに、電気はほかのエネルギーに変わる“変身の達人”なんです。この性質があるから、電気は家電製品から産業機械まで、いろんなところで使われているんですよ。


電気にはよ、プラスとマイナスがあること、流れてエネルギーを運ぶこと、磁力を生むこと、そして他のエネルギーに変えられることっていう4つの性質があるんだぜ!この“性格”を知っときゃ、電気がもっと身近で面白く感じられるようになるかもしれねぇな!