オーロラが電子機器に与える影響とは?

幻想的に空を彩るオーロラ。でも実は、あのキレイな光の裏には“電気的にヤバい現象”が隠れてるって知ってましたか?

 

そう、オーロラは電子機器に深刻なダメージを与える可能性があるんです!

 

このページでは、オーロラがなぜ電子機器に影響を与えるのか、そしてどんな被害が起こりうるのかを、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

オーロラって何でできてるの?

まずオーロラの正体は、宇宙からやってくる「太陽風(たいようふう)」に含まれる高エネルギーの粒子です。

 

この太陽風の中には電子や陽子などの荷電粒子が含まれていて、地球の磁場(じば)に引き寄せられ、北極・南極付近に集中。

 

そのとき、大気の原子とぶつかって光るのが、私たちが見るオーロラなんですね。

 

プラズマの影響

問題はこの“ぶつかる前の状態”。

 

地球の高層大気(上空100〜300kmあたり)に大量の電子やプラズマが流れ込み、「電気的に不安定な空間」ができてしまうってことです。

 

この空間、いわば天然の巨大プラズマ放電エリア。ここで激しい電磁現象が起こると、地上にまで影響が出ることがあるんです!

 

オーロラが電子機器に与える影響

オーロラが原因で発生する電磁嵐(でんじあらし)磁気嵐(じきあらし)が、電子機器にこんな影響を与えることがあります。

 

  • 人工衛星の誤作動・破損:高エネルギー粒子が直撃、通信不能に
  • GPSや通信の乱れ:電離層が乱れて、位置情報がズレたり通信が不安定に
  • 送電網の異常:地面にも「地電流」が流れ、大規模停電につながることも!

 

実際に1989年のカナダ・ケベック州では、磁気嵐の影響で9時間の大停電が起きたこともあるんです。

 

どうやって対策してるの?

このリスクに備えて、各国の宇宙機関や気象機関では、

 

  • 太陽活動のモニタリング:フレアや太陽風の発生を観測
  • 衛星の安全モード:高エネルギー粒子に備えてシステムを一時停止
  • 電力会社の電圧調整:地電流による変圧器の故障を防ぐ

 

など、かなりガチな対策が取られているんです!

 

オーロラって見た目は幻想的だけど、中身は太陽からぶっ飛んできた“電気の暴れん坊”だ!衛星をぶっ壊すわ、停電起こすわで、甘く見たらマジで痛い目みるぞ!