電池が電磁パルス(EMP)の影響を受けにくい理由

電池って、EMP(電磁パルス)がきても、案外普通に動きます。でもスマホやノートパソコンのバッテリーはやられるのに、乾電池や鉛バッテリーはなぜか無事・・・ちょっと不思議ですよね。

 

実は、電池は「電子回路」がないからEMPに強いんです!

 

このページでは、なぜ電池はEMPの影響を受けにくいのか、その仕組みや例外について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

EMPが壊すのは「回路やチップ」

EMPの攻撃対象って、じつは「電子機器」や「マイクロチップ」なんです。

 

つまり…

 

小さくて繊細な電子部品や、長い配線を持つ装置ほどEMPに弱い

 

ということ。

 

だから、

 

  • スマホやパソコン:チップだらけ&配線だらけ=超弱い
  • テレビや冷蔵庫:制御基板がEMPで破損
  • 太陽光インバーター:電力変換装置がEMPに超弱い

 

なんかはEMPに非常に脆弱。

 

でも電池本体には、そういう繊細な構造が入ってないんです。

 

電池の構造はめっちゃシンプル

電池(乾電池や鉛蓄電池)って、構造をざっくり言うとこうです。

 

  • プラス極(正極)マイナス極(負極)
  • その間に電解液やゲル状の物質
  • 反応によって電子を生み出す化学装置

 

つまり、電池は化学反応で電気をつくる“アナログ装置”なんです。

 

このアナログっぷりがポイントで、EMPがぶつかっても壊れるような電子部品がそもそもないんですね。

 

ただし「電池を使う機器」は注意!

ここで間違えちゃいけないのが、

 

電池本体は無事でも、つながってる機械がEMPで壊れるってこと!

 

たとえば…

 

  • LEDライト:電池は無事でも、LED基板がEMPで焼ける
  • 無線機:回路がEMPでパンクすれば使えなくなる
  • ノートPC:バッテリーは生きてても、中身のチップが全部死亡

 

つまり「電池だけ」取り出せば生き残るけど、「電池+電子機器」だとEMPの餌食になるってことなんです。

 

電池がEMPに強ぇのはよォ、単純明快!チップも基板もねぇ、化学反応だけで電気出してっからだ!EMPはよ、繊細な電子回路が大好物なんだわ。だが電池本体には、そんなヤワなもん付いてねぇ!まさに“無骨な職人”ってわけだな!